テンジクネズミ A little guinea-pig :マザーグース

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テンジクネズミ A little guinea-pig (マザーグースの歌:壺齋散人訳)

  ちっぽけなテンジクネズミがおりました
  小さな体は大きくはありません
  歩くときには足を動かし
  決して急ぐことはありませんでした

  ある場所から逃げるときには
  その場所にとどまっていることはありません
  そして走っているときには
  決して立ち止まることはありません

  時たまキーキー啼きながら動き回ります
  啼いている時には静かではありません
  ネコに教わったわけではありませんが
  ネズミと野鼠の区別は知っています

  あるとき これは確かな話
  罠にはまって死んでしまいました
  これも確かな話ですが
  それ以来生きてはいないということです

テンジクネズミはネズミに似た野生の動物です。モルモットは仲間の一員です。英語で「豚」のように表現されているのは、身体がずんぐりむっくりしているからでしょう。土地によってはテンジクネズミを食べる人たちもいます。

この歌はテンジクネズミを主人公にしていますが、別にテンジクネズミでなくともよかったようですね。


There was a little guinea-pig – Mother Goose Nursery Rhymes

  There was a little guinea-pig,
  Who, being little, was not big;
  He always walked upon his feet,
  And never fasted when he eat.

  When from a place he run away,
  He never at the place did stay;
  And while he run, as I am told,
  He ne'er stood still for young or old.

  He often squeaked, and sometimes violent,
  And when he squeaked he ne'er was silent.
  Though ne'er instructed by a cat,
  He knew a mouse was not a rat.

  One day, as I am certified,
  He took a whim and fairly died;
  And as I am told by men of sense,
  He never has been living since.


関連リンク: マザーグースの歌

  • ウィリアム・ブレイク詩集

  • シェイクスピア

  • パーシー・B・シェリー

  • ウィリアム・ワーズワース

  • ロバート・バーンズ Robert Burns

  • 英詩のリズム
  • フランス文学と詩の世界




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    このページは、が2008年5月 4日 17:21に書いたブログ記事です。

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