おサルが一匹 There was a monkey :マザーグースの歌

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マザーグースの歌から「おサルが一匹」There was a monkey climbed a tree (壺齋散人訳)


  おサルが一匹 木の上に上った
  地面にいるのは 落ちたからさ

  カラスが一羽 石の上に止まった
  飛んじゃったなら もういないのさ

  おばあさんが一人 アップルをかじった
  二つ食べたら カップルさ

  お馬が一頭 水車小屋へ走った
  走ってる間は 止まっていないさ

  肉屋さんが一人 親指を切った
  キズがついたら 血が出てくるさ

  使用人が一人 かけっこに出た
  かけてる間は 走っているさ

  靴屋さんが一人 靴を直した
  靴が直れば 修理はおしまい

  海軍が一師団 スペインへ出かけた
  戻ってきたから 無事だったのさ

へんてこな因果関係を歌にしたもので、とても愉快です。言葉のつながりがちぐはぐでも、音のつながりがそれを帳消しにしてくれます。


There was a monkey climbed a tree – Mother Goose Nursery Rhymes

  There was a monkey climbed a tree,
  When he fell down, then down fell he.

  There was a crow sat on a stone.
  When he was gone, then there was none.

  There was an old wife did eat an apple,
  When she ate two, she ate a couple.

  There was a horse going to the mill.
  When he went on, he stood not still.

  There was a butcher cut his thumb,
  When it did bleed, then blood did come.

  There was a lackey ran a race,
  When he ran fast, he ran apace.

  There was a cobbler clouting shoon,
  When they were mended, they were done.

  There was a navy went to Spain,
  When it returned, it came again

関連リンク: マザーグースの歌

  • 英詩と英文学

  • ウィリアム・ブレイク詩集

  • シェイクスピア

  • パーシー・B・シェリー

  • ウィリアム・ワーズワース

  • ロバート・バーンズ Robert Burns

  • 英詩のリズム
  • フランス文学と詩の世界




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