ミソサザイのジェニー Little Jenny Wren :マザーグース

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ミソサザイのジェニー Little Jenny Wren fell sick(マザーグースの歌:壺齋散人訳)

  ミソサザイのジェニーさんが
  あるとき病気になりました
  そこへ親切なコマドリ君が
  ケーキとワインを運んできました

  「僕のケーキを召し上がれ
  ワインも飲んで元気におなり」
  「ありがとう コマドリさん
  あなたはとても親切なのね」

  病気が治ったジェニーさんは
  自分の足で立ち上がると
  コマドリさんにいいました
  「あんたなんか好きじゃないわ」

  腹をたてたコマドリ君は
  木の上に飛び上がると
  ジェニーさんを罵りました
  「この恩知らずのオカメ面め!」

ミソサザイのジェニーの歌は他にもありましたが、この話では恩知らずな女の子として描かれています。病気のときに示してやった折角の親切を、つれない言葉で返されたコマドリ君が、怒るのも無理はありません。


Little Jenny Wren fell sick – Mother Goosu Nursery Rhyme

  Little Jenny Wren fell sick,
  Upon a time;
  In came Robin Redbreast
  And brought her cake and wine.

  "Eat well of my cake, Jenny,
  Drink well of my wine."
  "Thank you, Robin, kindly,
  You shall be mine."

  Jenny she got well,
  And stood upon her feet,
  And told Robin plainly
  She loved him not a bit.

  Robin being angry,
  Hopped upon a twig,
  Saying, "Out upon you! Fie upon you!
  Bold-faced jig!"


関連リンク: マザーグースの歌

  • 英詩と英文学

  • ウィリアム・ブレイク詩集

  • シェイクスピア




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