客中作:李白

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李白の五言絶句「客中の作」(壺齋散人注) 

  蘭陵美酒鬱金香  蘭陵の美酒 鬱金香
  玉碗盛來琥珀光  玉碗に盛り來る 琥珀の光
  但使主人能醉客  但だ主人をして能く客を醉はしむれば
  不知何處是他鄕  知らず 何れの處か是れ他鄕

蘭陵の美酒鬱金香、玉碗に盛って来たのを見ると琥珀色に光っている、酒屋の主人が客を酔わせてさえくれれば、どこでも他鄕ではなくなるものだ


客中とは旅先のこと、蘭陵は山東省にある町、李白は洛陽を去った後に、魯にいっており、これはそのときの作である。

蘭陵は名高い酒の産地であった、鬱金香とはその銘柄なのだろう、


関連リンク:李白:生涯と作品

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