朝に寄す To Morning:ウィリアム・ブレイク

| コメント(0) | トラックバック(0)

ウィリアム・ブレイク詩集「ポエティカル・スケッチ」から「朝に寄す」 To Morning(壺齋散人訳)

  おお聖なる処女よ! 純白の衣を着て
  天空の黄金の門を開き 出てきておくれ
  天空で眠っている夜明けを起こし
  東の空から光を注がせておくれ
  そして目覚める日に蜜のような露を贈っておくれ
  おお輝く朝よ 狩人のように起き上がった
  太陽にご挨拶なさい
  そしてバスキンを履いて私たちの丘に現れなさい

この詩は朝を擬人化して歌ったものだ。押韻が不規則で、荒削りなところが目立つが、ブレイクのみずみずしい感性が現れている。


To Morning

  O holy virgin! clad in purest white,
  Unlock heav'n's golden gates, and issue forth;
  Awake the dawn that sleeps in heaven; let light
  Rise from the chambers of the east, and bring
  The honey'd dew that cometh on waking day.
  O radiant morning, salute the sun
  Rous'd like a huntsman to the chase, and with
  Thy buskin'd feet appear upon our hills.


関連リンク:ポエティカル・スケッチ:ブレイク詩集

  • ウィリアム・ブレイク詩集:無垢と経験の歌




  • ≪ 宵の明星 To the Evening Star:ウィリアム・ブレイク | 英詩のリズム | 歌1 Song No1:ウィリアム・ブレイク ≫

    トラックバック(0)

    トラックバックURL: http://blog.hix05.com/cgi/mt/mt-tb.cgi/1365

    コメントする



    アーカイブ

    Powered by Movable Type 4.24-ja

    本日
    昨日

    この記事について

    このページは、が2009年2月16日 20:46に書いたブログ記事です。

    ひとつ前のブログ記事は「宵の明星 To the Evening Star:ウィリアム・ブレイク」です。

    次のブログ記事は「パソコンのリカバリー」です。

    最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。