マイケル・ジャクソンの残したもの We are the world

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マイケル・ジャクソン Michael Jackson が昨日(2009年6月26日)死んだ。享年50だった。この夏から来年にかけて、復活公演を予定していた矢先の突然の死だった。

マイケル・ジャクソンはいうまでもなく、1980年代を中心に世界中に旋風を巻き起こしたポップのスーパースターだ。1993年に問題になった児童虐待疑惑や、派手な浪費癖など、スキャンダルが重なって近年はいまひとつパッとしなかったが、それでも世界中に根強いファンを持っていた。

筆者は、ジャクソンファイブの一員として歌ったり踊ったりしていた頃のマイケルを見て強い印象を受けたのを覚えている。機械仕掛けのような仕草がまるでピーターパンのように写った。その印象どおり、後に彼はポップ界のピーターパンと呼ばれるようになる。

スキャンダルに巻き込まれる前のマイケルは、実に輝いていた。エンターテイナーとしてだけでなく、アフリカの子供たちをターゲットにしたチャリティ活動をくりひろげるなど、社会的なにおいても広い支持を集めた。そのテーマソングとして自ら作った曲 We are the world は、アメリカだけで750万枚を売ったというが、マイケルはその印税をすべてチャリティ活動に寄付した。

だが、アフリカの子供たちとの連帯を訴える一方で、自分は黒人としてのアイデンティティを拒絶するかのように、皮膚を脱色したり髪をストレートにして、あたかも白人のように振舞おうとしたところが、批判を呼んだりもした。

彼の躓きの石は、児童虐待疑惑だ。マイケルは子供が好きで、自分の邸宅に大勢の子供を集めては楽しんでいたが、その子供の父親の一人から、性的虐待の嫌疑をかけられたのだった。裁判の結果マイケルは無罪になったが、彼の児童に対する異常な執着は、その名声に影を投げかけるものだった。

浪費癖のほうも度を越したものだった。莫大な収入があるにもかかわらず、それを上回る支出をしたので、半禁治産者扱いされるほどだった。

ともあれ、いろんな意味でスケールの大きな人物だったといえる。そのスケールの大きさが今でも人をひきつけるのだろう。

ここではマイケル・ジャクソンの残したものの中で、最も人の心に訴えかけるものを紹介して、彼の冥福を祈ろう。


We're The World (USA For Africa) : Michael Jackson

There comes a time when we hear a certain call
When the world must come together as one
There are people dying
and it's time to lend a hand to life
There greatest gift of all

We can't go on pretending day by day
That someone, somewhere will soon make a change
We are all a part of God's great big family
And the truth, you know,
Love is all we need

[Chorus:]
We are the world, we are the children
We are the ones who make a brighter day
So let's start giving
There's a choice we're making
We're saving our own lives
it's true we'll make a better day
Just you and me

Send them your heart so they'll know that someone cares
And their lives will be stronger and free
As God has shown us by turning stones to bread
So we all must lend a helping hand

[Chorus]

When you're down and out, there seems no hope at all
But if you just believe there's no way we can fall
Let us realize that a change can only come
When we stand together as one

[Chorus]

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このページは、が2009年6月27日 16:47に書いたブログ記事です。

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