アジサイ(紫陽花):花の水彩画

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アジサイ(紫陽花):水彩で描く折々の花(壺齋散人画)

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紫陽花の花をよく見ると、四枚からなる花弁が無数に集まって、こんもりとした鞠のような形になっている。花に見えるものは実は萼である。萼紫陽花の周辺に花のように見えるものが、密集して咲いたものだと考えてよい。

紫陽花は日本原産で、もともとは萼紫陽花であった。それが西洋で品種改良され、今日見る紫陽花となった。だから里帰りした花といえるが、一段きれいになって戻ってきたわけである。

筆者は先日中国を訪れた際、蘇州の拙政園で紫陽花を見たが、それは日本で普通に見るものとは違って、大きな木立状のものだった。しかも花の色は黄緑色だ。ガイドに何という花だと聞くと、シーアンフアという答えが返ってきた。漢字では紫陽花と書くのである。

これが白楽天のいう紫陽花なのか、それとも日本原産の紫陽花が変化したものなのか、わからずじまいに終わったが、木の枝に咲き花の色こそ黄緑色ではあれ、形は日本で普通に見る紫陽花とそっくりだった。





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このページは、が2009年6月29日 22:21に書いたブログ記事です。

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