雨がふるよ 娘さん Il pleut, il pleut bergère:フランス民謡の世界

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フランス民謡から「雨がふるよ 娘さん」Il pleut, il pleut bergère(壺齋散人による歌詞の日本語訳)

  雨がふるよ 娘さん
  羊たちを帰しなさい
  羊小屋に早く
  早く帰しなさい
  木の枝には雨が
  音を立てて降り注ぐ
  嵐が来たよ
  雷が光るよ

  雷の音が聞こえるだろ
  どんどん近づいてるよ
  さあ早く娘さん
  小屋のほうへいこう
  もう少しだから
  さあお母さんと
  お姉さんがやってきて
  小屋をあけてくれてるよ

  雨がふるよ 娘さん
  羊たちを帰しなさい
  羊小屋に早く
  早く帰しなさい
  木の枝には雨が
  音を立てて降り注ぐ
  嵐が来たよ
  雷が光るよ

  こんばんは お母さん
  こんばんは お姉さん
  娘さんを連れてきたよ
  羊たちもいっしょに
  さあパンをトーストにして
  食べさせておくれ
  世話を焼いておくれ
  羊たちもおいで


牧場ののどかな光景を歌ったものです。フランスの農村地帯では、日常の労働として、葡萄を作ったり、羊の世話をしたりといったことが、ごく普通の光景だったものです。


Il pleut, il pleut bergère

Il pleut, il pleut bergère,
Rentre tes blancs moutons,
Allons sous ma chaumière
Bergère, vite, allons.
J'entends sous le feuillage
L'eau qui tombe à grand bruit,
Voici, venir l'orage
Voilà l'éclair qui luit.

Entends-tu le tonnerre ?
Il roule en approchant,
Prends un abri bergère
A ma droite en marchant.
Je vois notre cabane,
Et tiens, voici venir
Ma mère et ma soeur Anne
Qui vont l'étable ouvrir.

Il pleut, il pleut bergère,
Rentre tes blancs moutons,
Allons sous ma chaumière
Bergère, vite, allons.
J'entends sous le feuillage
L'eau qui tombe à grand bruit,
Voici, venir l'orage
Voilà l'éclair qui luit.

Bonsoir, bonsoir ma mère,
Ma soeur Anne bonsoir,
J'amène ma bergère
Près de nous ce soir.
Va te sécher ma mie,
Auprès de nos tisons.
Soeur, fais-lui compagnie,
Entrez, petits moutons.


YouTubeでこの曲を聞く


関連サイト: シャンソンの世界:歌詞の翻訳と解説





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一つ誤解が解けました。

あのミスタンゲットを長い間 何となく ”Miss Tangett” だとばかり思ってた事です。 丁度ローランサンを ローランさんだと思い込んでいた人がいるように。 今回初めて彼女の名前を見て判り、自分に苦笑しています。

1960年代、葦原英了が解説する 「午後のシャンソン」 と言う素晴らしいTV番組がありましたが、その時ミスタンゲットが紹介されてたかどうか憶えてません。 多分名前の説明まではしてなかったでしょうね。

お早うございます、

まるで ”おめざめ” のようです。 こんなに早く探して頂けるとは有難うございます。  出だしの部分しか憶えてなくて、ああいう事だったのですか。 これは子供向けですが、大人となると羊小屋に雨とか雷を避けて逃げ込んで、それから展開したんでしょうね。 ^O^

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