あひるたちとの新年会:西新宿海山にて

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例のあひるの仲間たちと新年会をやった。場所は西新宿パークタワー内の海山という店。新宿三丁目から地下鉄に乗って初台でおりたが、そこから歩くと結構ある。新宿から歩くのと対して変わらないようだ。ともあれ席に座ると、筆者を含め6人が顔を揃えた。

まずメンバーの近況が話題に上る。少尉あひるは昨年の暮れに奥さんをなくして落ち込んでいるという。とても宴会で酒を飲む気にはなれないといっていたそうだ。福ちゃんあひるは来るつもりだったが、急な仕事で来れなくなったという。それなりに商売繁盛といったところか。アンチャンあひるは定年までにまだ三四年あるが、昨年の春にやめた。女の上司と折り合いがまずく、いやになったらしい。

静ちゃんあひるは先日肺がんの疑いを指摘されたといって、やはり落ち込んでいる。これにはみなどう受け止めたらよいのか困ったが、まあ誤診の疑いもあるし、そお深刻にならないほうがよいよと慰めた。筆者も数年前に人間ドックで腎臓がんを指摘されたことがあるが、結局がんではなかった。

ところでアンチャンあひるが嫌気のさすほど折り合いの悪かった女上司とはどういう人なのかね、そう訪ねると、どうも自己中心的で好き嫌いが激しく、嫌いな人間には恐ろしいほど攻撃的なのだそうだ。アンチャンはああみえてもデリケートなところがあるから、精神的にもたなかったのでしょう、と静ちゃんあひるが解説する。

これがきっかけで最近の管理職の資質について話が進んだ。最近の若い管理職には管理能力の乏しいものが多く、組織が大いに迷惑している。中には他人のことはともかく、自分の始末もつけられないものまで多く見受ける。なぜこんな風になってしまったのかね、これでは先が思いやられる。まあ自分たちはすでに引退したものが多いので、直接身に降りかかっては来ないが、先輩として少しは気になるね、といった具合だ。

次に昨年の暮ご破算になった旅行のことが話題になった。折角楽しみにしていたのに、旅行会社の都合で取りやめになったのだ。そこで仕切り直しをして、いけるメンバーだけでどこかに旅行しようということになった。前回は大勢でああじゃないこうじゃないと大騒ぎになったが、それは全員参加が前提になっていたからだ。ひとりでも不満があるとなかなかまとまらない。

筆者は横ちゃんあひる、今ちゃんあひると一緒に上海へ旅行したときの話をした。静ちゃんあひるが相変わらず中国に偏見を持っているので、最近の中国は近代化が進み、少なくとも大都市は東京並みに衛生的だよというと、それでも納得しない。トイレが汚いという先入見が頭にしみこんでいるのだ。

そこで上海へ行ったメンバーで今度は北京へ行こうということになった。他のメンバーにも声をかけて、行く気になったものが加わればよい。そう話がまとまると、静ちゃんあひるも心を動かされたらしく、もう少し考えてみるわと言い出した。

この店は田舎料理が売り物だと聞いた。なるほど素朴な家庭料理のようなものを出された。煮物や焼き物の類だ。最初の頃は箸が動いたが、そのうち話に夢中になって、何が出されたのか大方忘れてしまった。十時頃まで、ああでもないこうでもないと、延々としゃべり続けていたのだ。

また、このビルの地下は飲み屋街になっていて、たくさんの店が軒を並べている。トイレに行ったついでに覗いてみると、どの店も客の姿が少ない。我々が入った店はそこそこに混んでいたが、向かい側の店などほとんど見当たらない。不況の影響がよほど深刻なのだと受け取れた。





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このページは、が2010年1月21日 19:14に書いたブログ記事です。

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