新港船溜り:水彩で描く横浜風景

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新港橋の袂から山下公園の方向へ古い高架橋がかかっているのをご存知だろうか。普段は見過ごしてしまう程目立たないのだが、これがなかなか、渡って面白い橋なのである。もともと汽車道の一部として作られたそうで、今でもレールの遺物らしきものが埋め込まれている。かつては、この陸橋の上を、貨車が煙をはきながら走っていたと思えば、何となくうれしいような気分になるではないか。

夏のある一日風に吹かれながら歩いてみた。眼下に大桟橋やら新港の埠頭の様子やらが一望でき中々よい眺めだ。橋は中程の所で大桟橋の根元を越えるが、丁度そのあたりに差し掛かったとき、真下に中年男女のグループが数名、各々折畳椅子に座り込んでスケッチしている光景を見かけた。私も同好の士として早速下へ降りるや彼らに加わった次第。

その時に私の描いたのがこの絵である。左手に横浜税関の建物を配してみた。この建物は現在修復工事中で、正面からだと全く絵にならないのであるが、後ろ側から見ると、このとおり絵になったのであった。


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壺齋さん、こんにちは。

今日は中秋の名月ということで、
ヴェルレーヌの詩を探し求めていたところ、
壺齋さんのサイトへたどり着きました。

そしてこちらのブログを拝見して、
あらゆる情報が網羅されていて驚きました。
歴史に時事に芸術に科学・・・
さらには絵までお上手で・・・^^
柔らかな彩りに穏やかな気持ちになりました。
またゆっくり他のサイトも拝見したいと思います!
ありがとうございました!!

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