丸の内仲通り:水彩で描く東京風景

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丸の内仲通りの変貌は数年前から始まったらしい。西暦2000年を記念してミレナリオなるイベントが行われた頃がその転機となったようだ。最近丸ビルが新装されたことがこの流れに拍車をかけたようで、この地区には次第に一般の客が集まるようになり、それをあてこんで高級な店が進出するようになったとのこと。特にこの一二年は欧米のブランドショップが争って進出するようにもなり、第二の銀座になりつつある。

通りの中でも中核となっているのは行幸道路と交わるあたりで、そこから有楽町の方向へかけて新しい店が次々とできている。人々は東京駅で下りた後まず丸ビルを訪ね、ショッピングやら食事を楽しんだ後、この通りをブラブラと有楽町まで歩く。これがトレンディなのだそうだ。

絵は馬場先門から伸びる道と交差するあたりを描いたもの。かつて城壁のように無表情だったビルの表面に化粧を施し、洒落た雰囲気を演出しているのはティファニーである。如何せんビル自体は無粋の極みというべきなので、施した化粧がなんとなく野暮にも見える。(2004年12月記)





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このページは、が2010年11月28日 18:04に書いたブログ記事です。

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