上の写真(ナショナル・ジオグラフィック)はポーランドの雪原地帯にいる赤リス(Red Squirrel)。日本の蝦夷リスと同じ仲間で、北ヨーロッパからシベリアへかけて広く分布している。
哺乳類の中では、ネズミと並んでもっとも原始的な生き物だ。恐竜時代の昔から、いまとほとんど変わらない姿形で生きてきた。
その繁栄の秘密は、メスの生殖行動にある。赤リスのメスは一日で10匹近いオスと交尾することが知られている。しかも出産が終わるとまた次の生殖に向けて交尾を開始するというから、子供の数はネズミ算式に増えていく。
この赤リスの性別はわからないが、雪深い平原の中でも逞しく生きている姿が共感できる。
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