東日本大震災の様子は世界中の耳目を集めた。刻々と流れる事態に添って、おびただしい光景が撮影され、それが世界中にフィードバックされて、この震災の甚大な規模と、それが持った悲劇的な意味を発信した。
ここでは、そうした報道写真のうちから、筆者が感銘を受けた作品を、何回かに分けて紹介したい。
最初は、地震と津波によって、岩手の三陸海岸から宮城、福島の沿岸沿いの集落が、甚大な被害を受けた、被災直後の様子から。
上の写真は、津波の流された船が、建物の屋上に乗り上げた様子。こうした眺めがいたるところで見られた。
津波に飲み込まれた仙台市沿岸部(AFP)
仙台空港、瓦礫と飛行機と自動車(Reuter)
日立港にて、スクラップになった自動車の山(ロイター)
気仙沼市の小学校、屋上には救助を訴えるSOSマークが(ロイター)
宮城県気仙沼、瓦礫の中に乗り上げた漁船が見える(AFP)
宮城県山田町、瓦礫の中を少女が自転車に乗って通り過ぎる(AFP)
陸前高田にて、瓦礫の中から子供の思い出が(ロイター)
瓦礫の中にはビール工場から流れ出たビール樽も(AP)
瓦礫に混じって家畜の死体も転がっていた(AP)
気仙沼港、東北地方に17000隻あったとされる漁船のうち、1万隻以上が被災した(ロイター)
福島県いわき市、波にさらわれる船と自動車(AFP)
市街地まで流されてきた大型漁船
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