上の写真(ナショナル・ジオグラフィック)は、ベトナム中北部の辺境地帯で数年前にみつかったソンドン洞窟の内部。その後の調査で、世界最大の洞窟であることが判明した。イギリス人探検家らによれば、高さ、幅ともに80メートルを越す空間が、すくなくとも4.5キロも続いているという。
洞窟全体は地下河川のようになっており、天井からは写真にあるような巨大な鍾乳石がぶら下がっているほか、70メートルもの石筍が林立している。まさに巨大な地底空間だ。
この写真を見て、筆者はジュール・ヴェルヌの小説「地底探検」を思い出した。この写真にも何人かの探検家が写っているが、洞窟の巨大空間の中では、アリのように見える。
地球の内部はなかなか見えないものだから、21世紀にもなって、こんな洞窟が発見されたりするのは面白い。地底の探検家たちは、この他にも巨大な洞窟が人目を忍んで存在している可能性は十分にあると考えているそうだ。
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