写真(ナショナル・ジオグラフィック)はメコン川流域に生息するメコンオオナマズ、ナマズの仲間の中では最大級で、体長が2メートルを超える。こんな巨大なナマズなら、地震を起こす力を持っていても不思議ではない。
だが図体の大きさが災いしたか、近年絶滅が危惧されるようになった。メコン川流域の開発が進むにつれて、だんだん居場所がなくなってきたのだ。
そこへ追い討ちをかけているのが、ラオス領内に建設予定のサイニャブーリーダム。これが完成すると魚の遊泳ルートが切断され、多くの種類の魚が姿を消すだろうといわれているが、そのひとつとして絶滅が加速すると危惧されているのが、このメコンオオナマズだ。
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