あしか(Sea Lion):ハーレムを形成する習性

| トラックバック(0)

110430.sea-lion-kiss.jpg

アシカの類を英語では Sea Lion という。だがその表情や生態はライオンという名前にはふさわしくない。たしかに肉食性の動物で、ペンギンを襲って食ったりもするが、どちらかというとおとなしく、人間にもよくなつく。その習性を利用して、水族館ではアシカショーが催され、人気を博している。

顔つきをよくみると、ライオンではなく、犬に似ているのに気づくだろう。実際分類学上は犬に近い種なのだ。犬の仲間が海に適応するうち、四肢が鰭のようになったものということができる。

アシカの仲間には、いわゆるアシカのほか、オタリヤやトドがいる。また同じ鰭脚類としてオットセイとは近い親戚だが、セイウチやアザラシとは異なった亜目に分類される。

一頭のオスが大勢のメスを支配下に置いて、大きなハーレムを作るのは、鰭脚類に共通した習性のようだ。(上の写真はナショナル・ジオグラフィックから)





≪ 犬を食うのは残酷な行為か?中国で大論争 | 動物写真・生命讃歌 | 飛べない鳥たちの王国:ニュージーランド ≫

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://blog.hix05.com/cgi/mt/mt-tb.cgi/3104



アーカイブ

Powered by Movable Type 4.24-ja

本日
昨日

この記事について

このページは、が2011年4月23日 20:05に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「福島県民へのいわれのない差別:人への風評被害を防げ」です。

次のブログ記事は「夜の散歩 A Walk After Dark:W.H.オーデン」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。