ポメラニアンはその名の通り、旧ドイツのポメラニア地方がルーツの犬だ。血統上はスピッツから分派しており、ドイツ語ではツヴェルク・シュピッツ(Zwergspitz)つまり小人のスピッツと呼ばれる。
標準的なスピッツに比較して一回り小さいことからそう名付けられたのだろう。大きさは、平均で20センチ前後、12センチほどにしかならない小人のような個体もある。
この犬を愛した人として、イギリスのヴィクトリア女王が有名だ。彼女は小さい犬が好きだったのだが、とりわけ小さなスピッツが好きだった。スピッツは利口ではないが、姿がおもちゃのように愛らしく、また自分本位なところが、人間の女性には気に入られるのだ。
写真(ナショナル・ジオグラフィック)に写っているのは、ポメラニアの姉妹ゾーロとマディソン、ふたりとも二歳のおてんば盛りだ。
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