改築中の東京駅を見る:東京を描く市民の会

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連休中はこれといった予定もなかったので、5月3日は東京を描く市民の会のスケッチ大会に参加して、東京駅に出かけてみた。改築工事が始まってもう大分経つはずなので、もしかしたら屋根位は出来上がっているかもしれないと期待したのだったが、あいにくまだ殆ど全体がシートに包まれて、外からは見えない状態だった。

集合場所のオアゾビル前につくと、40-50名の会員を前に、会長の前野まさる氏が挨拶をしていた。そもそもこの会が発足したのは、今から20年前に東京駅のスケッチをするために集まってきた人々の熱意の中からだったこと、その熱意とは東京駅を取り壊して高層化しようとする当時の計画に対して、この歴史的価値のある建築物を是非保存したいとするものだったこと。

そしてこの熱意をJR当局にぶつけたところ、幸いなことに東京駅長が理解を示してくれ、この歴史的な建築物を単に現状で保存するのではなく、建築当初の姿に復元しようという壮大な計画に発展したこと。そのために都市計画上の空中権の売買制度を活用して、必要な費用を捻出したこと。

ざっとこんなことがらを、前野氏は話していた。つまり東京駅は、我々「東京を描く市民の会」の活動にとって、まさに縁の深い建物なのだ。

でも今日のところは、建物の外観はシートに隠れて殆ど見えない。写真に頭を覗かせているのは北側の塔で、おそらく見物客のためのサービスのつもりなのだろうが、これでは絵にはならない。というわけで会員諸子は周辺の建物やら、新緑の眺めやらを思い思いに描くことになった。

来年の今頃は、恐らく外観をスケッチできるようになっていることだろう。


関連サイト:東京を描く市民の会月例スケッチ





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このページは、が2011年5月 5日 18:41に書いたブログ記事です。

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