前厚底靴と超だてメガネ:東京のかわいいファッション

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日本の女の子たちのファッションセンスは、いまでは国際的なレベルに達しているのだそうだ。東京発のかわいいファッションは、世界中の女の子から注目されているというわけだ。そんな彼女たちの間で、この夏に流行りそうなファッションを、NHKの番組が紹介していた。それを見ていた筆者は、思わず吹き出すこと度々だった。

今年の夏のファッションのキーワードは「前厚底靴」と「超だてメガネ」だそうだ。「前厚底靴」とは文字通り、踵だけでなくつま先の部分も分厚く、その分全体が盛り上がったような形状の靴のことだ。これだとお尻が持ち上がって見えるほかに、背丈全体も高くなったように見える。ただその反面、履き心地に問題がないわけではない。底が厚い分歩きづらいのだ。まるで足枷を足の裏につけているようなものだから、これを履いていると奇妙な歩き方になる。昔の中国の纏足のような歩き方だ。しかし女の子の間では、それもまたかわいいのだそうだ。

「超だてメガネ」のほうは、「めっちゃ」でかくてレンズのないメガネのことだ。メガネが「めっちゃ」でかいことで、顔が小さく見える。今どきの女の子の間では小顔願望が流行っていて、このメガネはそれを満たしてくれるというわけだ。確かに「めっちゃ」でかいメガネをかけると、顔の方は相対的に小さく見える。しかし人によっては、かえって顔のでかさが増幅されて見えることもあるらしい。もともと顔のでかすぎる人には効果がないようだ。

レンズがついていないのは、だてメガネの条件そのものだ。筆者も若い頃にレンズのついていないメガネをかけていたことがあった。メガネをかけていると、男前が一枚ばかりあがった気分になれるのだ。

今どきの女の子がレンズを抜く理由は、長まつ毛がレンズにさわって邪魔になるからだという。なるほど、今どきの女の子は歯ブラシの毛よりも長いまつげをつけているもんな、筆者はそんなことを思った。

筆者がときどき使うメガネは老眼鏡だ。これは機能の条件からしてレンズを抜くわけにはいかない。しかし幸いに筆者のまつ毛はレンズに触るほど長くはない。

もうひとつ日本の女の子が今こだわっているのは、英国紳士風のコーディネーションだ。チェック入りのジャケットにシックなシャツ、ピリッとした輪郭のパンツ、洒落た帽子といったいでたちだ。まさにショーロック・ホームズを連想させるこのファッションは「おじコーデ」と呼ばれている。オジサン風コーディネーションといった意味らしい。

このファッションなら、筆者のようなおじさん(爺さんかも?)でも、恰好がつくかもしれない。





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このページは、が2011年6月12日 19:04に書いたブログ記事です。

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