超巨大ブラックホールを持つ最遠のクエーサーを発見

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ヨーロッパの研究チームが、超巨大ブラックホールを中心に持つクエーサーを発見した。このクエーサー(ULAS J1120+0641)は、地球から約129億年離れていることが赤方変移の分析からわかった。ビッグバンがおきたのが137億年前だから、この天体は宇宙生成から8億年後にできたことになる。

面白いことにこのクエーサーは、中心部に太陽の約20倍の質量の超巨大ブラックホールをもっている。今までの通説では、このような巨大なブラックホールは数十億年かけて形成されると考えられてきたので、宇宙生成からわずか8億年程度でこのようなブラックホールが形成されたのは、どのようなメカニズムによるのか、専門家たちの関心を集めそうだ。(写真はAFP)





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