柳条湖事件から80年

| コメント(0) | トラックバック(0)

110926.liujoko.jpg

今日(9月18日)は満州事変の発端となった柳条湖事件からちょうど80年目の日。中国では満州事変を9・18事変と称して、毎年この日に記念式典をしてきた。しかし今年は節目の年であるにかかわらず、式典は抑制されたものになった。権力交代を控えた胡錦濤政権が、反日が反政府に転化する事態を憂慮して、反日運動の芽を摘んだというのが、大方の解釈だ。

関東軍が南満州鉄道の線路を爆発した現場に建てられた「9.18歴史記念館」前には、市民を含むおよそ1000人の人々が参加して、式典を行った。

式典が催された広場には、「勿忘国恥、振興中華」と大書された旗が掲げられ、また、警世の鐘と称するものが鳴らされたりした。これ自体は毎年行われることらしい。

また式典会場の外側には大勢の若者が集まり、「小日本(ちんぴら日本)」と叫びながら日の丸を燃やしたり、「釣魚島(尖閣)は中国固有の領土」とのシュプレヒコールをあげるなどして、愛国心の発揚を訴えていたという。(写真は時事通信から)


関連サイト:中国を語る





≪ ロシアと北朝鮮の合同軍事演習は何を意味するか | 世界情勢を読む | プーチンがロシア大統領に復活 ≫

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://blog.hix05.com/cgi/mt/mt-tb.cgi/3474

コメントする



アーカイブ

Powered by Movable Type 4.24-ja

本日
昨日

この記事について

このページは、が2011年9月18日 19:03に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「エズラ・パウンドの連作詩集「ヒュー・セルウィン・モーバリー(Hugh Selwyn Mauberley)」」です。

次のブログ記事は「キタホオジロテナガザル(Northern White-cheeked Crested Gibbon)」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。