ラパン・アジール(Au Lapin Agile):水彩で描くパリ

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モンマルトルの丘の北側の斜面の一角に、絵にあるようなしゃれた建物が建っている。キャバレー・オー・ラパン・アジール(Au Lapin Agile)といって、シャンソン喫茶のようなものだ。

今世紀の始め頃から、この絵にあるのとほとんど変わらぬ姿で、ここにたってきた。そのさまをあのユトリロが気に入って、同じような構図の絵を何枚も描いている。筆者のこの絵も、ユトリロの絵を意識しながら構図をとった。

このキャバレーはまた、ピカソもひいきにしていた。ピカソはここへ来ては、息抜きのためにシャンソンを歌ったのだろうか。

筆者もピカソにあやかって、ここでシャンソンを歌ってみた。専属歌手の皆さんと声を合わせて、Chevaliers de la Table ronde や Aliette を歌うと、主人が目の前にやってきて、お世辞かもしれないが、あなたはすばらしい歌手だといってくれた。

そのときのご機嫌な気持ちを大事にしながら、この絵を描いた。なお、ラパン・アジールとは、すばしっこいウサギという意味である。





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