超新星SN 1987Aは、1987年の2月に可視光線をとおして初めて観察された。位置はマゼラン星雲の一角、地球からは16.4万光年の彼方にある。肉眼でも見えるような非常に明るい光を放った後、5月頃に明るさのピークを迎え、その後徐々に減光した。
ハッブル宇宙望遠鏡は、この超新星を1990年に始めて捉えたのち、運用が終了するまでの20年間にわたり、追跡し続けた。その成果が、上の映像(NASA)である。
初観測されたときの青色超巨星の爆発が、星雲上の超新星残骸へと変化している。
宇宙ガスがリング状になって、その内部にダンベルのような形をした奇妙な構造物があり、ずっと外側には八の字状のリングがうっすらと見える。
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