2011年11月アーカイブ

セックス依存症と云う病理概念が最近問題になっているそうだ。アルコール依存症などの精神疾患と似たところもあるが、特有の問題も抱えている。したがって治療法にもユニークなところが多い。その実態と背景についてNewsweekの最新号が紹介している。The Sex Addiction Epidemic By Chris Lee

杭州の夜の催しの最たるものは越劇と雑技といふ。余らは康康に勧められ雑技を見ることとす。雑技といひても上海雑技の如くアクロバット演技一点張りにてはあらず、物語形式をとりて歌舞を交ゆ、されば身体演技式歌舞演劇ともいふべし。

蘇軾の五言古詩「寒食の雨(其一)」(壺齋散人注)

  自我來黃州  我の黃州に來りてより
  已過三寒食  已に三たびの寒食を過せり
  年年欲惜春  年年春を惜しまんと欲すれども
  春去不容惜  春去って惜しむを容れず
  今年又苦雨  今年又雨に苦しむ
  兩月秋蕭瑟  兩月 秋蕭瑟たり
  臥聞海棠花  臥して聞く海棠の花の
  泥汙燕脂雪  泥に燕脂の雪を汙(けが)すを
  暗中偷負去  暗中偷かに負ひ去る
  夜半真有力  夜半 真に力有り
  何殊病少年  何ぞ殊ならんや 病める少年の
  病起頭已白  病より起きれば頭已に白きに

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過日、中国浙江省で地方行政当局による土地収用に強い異議を唱えていた人物が、公然とトラックに轢かれて殺されるというショッキングな事件が起こった。多くの中国人たちはこの事件を、官憲がやくざたちにやらせたものだと、受け取っている。

午後三時頃、銭塘江を渡り杭州市街に入る。車渋滞して道路混雑甚だし。一時間ほどして河坊街に至る。

半藤一利さんの「昭和史」を興味深く読んだ。この著作には半藤さんの歴史意識のようなものが込められている。

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伊東孝之著「ポーランド現代史」を読んだ。ポーランドはヨーロッパ近・現代史の中でも、国家のアイデンティティを巡って最も劇的な展開を示した国だ。ポーランドの歴史は外国による支配との戦いの歴史であり、また絶えず領土が変動してきた歴史でもあった。

紹興といへばいふまでもなく紹興酒の産地なり。土地の人は単に老酒或は黄酒と呼びをる由。中国の数ある酒の中にも最も歴史ある酒のひとつなり。

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ヘロデ王による嬰児虐殺はマタイの福音書に出てくる話だ。新しい王がベツレヘムに生まれたと、東方の三博士から聞いたヘロデ王が、自分の王位が奪われるのを恐れて、ベツレヘムにいる2歳未満の男児をすべて殺せと命じたエピソードだ。

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オペラ通りはその名の通り、オペラ座(ガルニエ)の前からルーヴル宮殿に向けって南東方向に伸びる数百メートルの短い街路である。しかしそこにはパリと云う街の本質がいかんなく込められている。

 十一月十三日(日)晴。起床して窓外を見下ろすにホテルは運河に面してあり。食後九時頃にホテルを辞し十時頃紹興市内魯迅古里に至る。バスより下りたるところ、眼前に指のない手を差し出さる。乞食が銭を乞ふなり。余不意を突かれて思はず大声を発す。乞食余の怒りに恐れをなして逃げ去りぬ。

エズラ・パウンドの連作詩「モーバリー(Hugh Selwyn Mauberley)」から第10の詩「そのたわんだ屋根の下で(BENEATH the sagging roof)」(壺齋散人訳)

  そのたわんだ屋根の下で
  スタイリストは暮らしていた
  金もなく 名誉もないが
  世のわずらわしさとは無縁でいられる

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アメリカ主導のNATOによるミサイル防衛システムにメドヴェージェフみずから強力な拒絶反応を示したにかかわらず、アメリカからは大した反応が返ってこない、というより殆ど無視されているのに近い状態だ。これはいったいどうしたことか、もしかしたらアメリカはロシア人を舐めているのではないか、こんな不満をプラウダが示している。

今回の旅を筆者は単身ツアーに加はるかたちで始めたるなれど、時間の経つとともになにかと気の合ふ人と会話をなすやうにもなりぬ。今宵はかかる人々と暫時飲み交はさんと、余を含めて四人わが部屋に集まれり。

「尺には尺を」のヒロイン・イザベラは、数多いシェイクスピア劇のヒロインたちの中でもひときわ精彩を放っている。彼女は知性的でしかも宗教的な感情に満ちており、男心を乱すほどの美貌も備えている。

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ポルポト派の生き残りに対する裁判(特別法廷の本格審理)がプノンペンで行われている。この裁判は1975年から79年にかけて行われたポルポト派による200万人の国民大虐殺の責任を問うものだが、当時政権NO2だったヌオン・チアの口からは、殺された人々への謝罪の声は聞かれなかった。その代わりに彼が強調したのは、自分たちの行為の正当性だった。

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ドイツ国債の入札に際して40パーセントもの札割れが生じ中央銀行がその部分を買い取るという事態が起きた。ドイツ国債と云えばユーロ圏のみならず世界でも最上位の安定ぶりを誇ってきたので、この事態はユーロ危機がドイツにも及んだかと、深刻な懸念を与えたかにみえた。

午後三時頃杭州市街に入る。余にとって杭州の名はかの蘇軾の名と結びつきをるなり。蘇軾は生涯に二度杭州に赴任し、杭州通判即ち知事としては蘇堤を整備するなど町の発展に尽力す。その恩恵を杭州市民はいまだ忘れずといふ。その蘇軾が副知事時代に杭州を読みし詩を筆者はときにそらんずるなり。

ロベール・デスノスのレジスタンスの詩「戦争を憎んでいたこの心が(Ce cœur qui haïssait la guerre...)」(壺齋散人訳)

  戦争を憎んでいたこの心が 闘いを前にして高鳴っている
  潮のリズムや季節のリズム 時の流れにしか共振したことのないこの心が
  たぎる血が血管を満たし 火薬と憎しみではちきれそうになり
  耳鳴りがする程に脳みそを音で満たし
  音は外へと広がって町や野原を覆い尽くす
  鐘の音が反乱と戦争に向け人々を鼓舞するように

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NATOが計画しているミサイル防衛システムにロシア大統領メドヴェージェフが神経をとがらせている。アメリカ主導のNATOがポーランドやルーマニアへミサイル防衛システムの配置を進めようとしていることを強く非難、このまま進めればロシア側も対抗措置として短距離ミサイル「イスカンデル」をカリーニングラードやグルジア近くに配置すると警告、更にアメリカとの間で進めてきた戦略兵器削減条約「新START」からの脱退をも示唆した。

読売ジャイアンツの清武GMの解任を巡る一連の騒ぎを見せられて、大方の人はうんざりしたのではないか。そこには当事者のどちらがいい悪いの問題を超えて、日本的な組織の陥りがちな病理的なあり方があぶりだされていたからだ。

十一月十二日(土)晴。七時に起床して窓より外を見れば周辺は高層建築物の建設ラッシュなり。中国は無錫の如き都市も近代化の恩恵に与りをるやうなり。建築現場の柵には創建文明城市、构建和諧錫城の文字墨書せられてあり。

村上春樹が翻訳したレイモンド・チャンドラーのミステリー小説「ロング・グッドバイ」(The Long Goodbye)を読んだ。チャンドラーの作品を読むのは初めてだし、またミステリー小説など殆ど読んだことがなかった筆者だが、村上春樹がハードボイルドの傑作として評判の高いこの作品をどんな日本語に仕上げているか、そこのところに興味があって読んだ次第だ。

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写真はハミングバード(Hummingbird)の飛翔シーンを連続撮影したもの。映っているのは本物の鳥ではない。偵察用の小型マシーンとして開発されたものだ。遠隔操作によって空を飛ぶこのマシーンは、小さく軽いことを武器にしてどんなところにももぐり込んでいき、貴重な情報を持ち帰る究極のスパイマシーンだ。

食後、和子足浴富安那なるところに案内せらる。看板に足浴休閑保健按摩と記せり。即ち温泉つきマッサージなり。

赤壁譜二編を書いたと同じころ、蘇軾は念奴嬌という詞を書いている。赤壁の戦いの立役者周瑜を歌ったものだ。

  大江東去    大江東に去り
  浪淘盡     浪は淘盡す
  千古風流人物  千古風流の人物を
  故壘西邊    故壘の西邊
  人道是     人は道ふ是れ
  三國周郞赤壁  三國周郞の赤壁なりと
  亂石穿空    亂石は空を穿ち
  驚濤裂岸    驚濤は岸を裂き
  卷起千堆雪   卷き起こす千堆の雪
  江山如畫    江山畫くが如く
  一時多少豪傑  一時多少の豪傑ぞ

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先日格闘技のリングに上がったプーチンに対して観客がブーイングの嵐を浴びせかけるという珍しい事態が起こったそうだ。この様子を早速反体制ブログで知られるアレクセイ・ナヴァーリヌィ(А. Навальный)氏が動画で紹介したところものすごい反響があったという。

午後は無錫観光をなす。無錫は蘇州同様長江の下流域に開けた水郷都市にて、太湖より別れた水路が街を囲むなり。

民主党の政権奪取後一旦は建設中止が決定された八ツ場ダムだが、長らく方針見直しをめぐって火種がくすぶっていたと思っていたところ、国土交通省の一出先機関である関東地方整備局が周辺関連自治体を巻き込んだ形で、巻き返しを図った。

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能「鉄輪」は、自分を捨てて新しく妻を迎えた夫に対して、恨みを晴らしたいとする女の激しい嫉妬の物語である。女の嫉妬を題材にしたものはほかに「葵の上」があるが、葵の上が貴族社会の優雅な生活を背景にしているのに対して、これは庶民の日常の生活を描いている点で、趣を異にしている。

 平成二十三年十一月十一日(金)晴。九時に酒店を辞して街に出れば道路夥しき車両の占拠するところなり。自転車また多し。歩行者は信号なき所を横断す。道路に信号を設置すること希少なればなり。

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ブリューゲルは聖書に語られている出来事を、同時代のネーデルランドを舞台にして描いた。この絵は、ルカ福音書の一節に基づいたものだ。

晩餐後山塘街の夜景を見物せんと胥門より船に乗りて山塘運河を行く。山塘運河は蘇州城と虎丘を結ぶ水路にて白居易が蘇州知事の時に開削せしめたるものなり。全長四キロ、そのうち旧市街沿には古民家再現せられて水の都蘇州と呼ばれし往時の繁栄を忍ばしむるなり。

エズラ・パウンドの連作詩「モーバリー(Hugh Selwyn Mauberley)」から第九の詩「ニクソン氏」MR. NIXON(壺齋散人訳)

  自己所有の蒸気船のキャビンの中で
  ニクソン氏は俺に忠告してくれたよ
  なるべく早く出世するんだ
  批評家には気をつけろよって

「尺には尺を(Measure for Measure)」は、「終わりよければすべてよし(All's well that ends well)」とともに、シェイクスピア最後の喜劇ということにされている。この二つの喜劇は、それ以前に書かれた喜劇とは、だいぶ趣が違う。そんなところから、この二つの作品を問題劇と呼ぶこともある。

午後一時頃蘇州平江路に至る。蘇州旧市街のほぼ中央に位置する街路にて、運河を挿んで明清時代に建てられたる家屋連なりてあり。水郷の古鎮の多くとは異なり、これは大都市の中心に位置するなれば、保存状態格段によし。

ロベール・デスノスの詩集「Contrée (1944)」から「墓碑銘(L'Épitaphe)」(壺齋散人訳)

  この時代に生きた私はもう100年も前に死んでいたのだ
  それは零落してではなく追い詰められてのことだった
  だがすべての貴族たちが囚われの身であったときに
  私は奴隷たちの中にあって自由であることができた

 十一月十日(木)陰。七時に起床して一階の食堂にて朝餉をなし八時半酒店を辞す。この日は水郷の古鎮錦渓を経て蘇州へ至らんとすなり。

村上春樹の音楽評論「意味がなければスイングはない」は、「ポートレイト・イン・ジャズ」以上に本格的な音楽評論だが、評論の対象はジャズ・ミュージシャンにとどまらず、クラシック、リズム&ブルース、フォークソング、ポップソングという具合に幅広い分野から10人を選び出している。いずれも村上春樹好みのミュージシャンばかりのようだ。

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余四十年に及ぶ宮仕に終止符を打ち退隠生活に入るに当たりいづくかに旅せんと、ネット上に集団旅行の案内記事を探しをるほどに、中国江南地方への格安旅行を見出しぬ。上海、蘇州、無錫、杭州、紹興の各都市を八日間かけて巡り歩くといふものにて、期間中の食卓料と現地案内人の費用を含めて、一人当たり料金僅に四万五千円なり。

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中国旅行から戻って久しぶりに日本のニュースをチェックしてみたところ、まず飛び込んできたのが、TPP参加問題を巡る野田総理大臣のAPECでの発言だった。

元豊五年の旧暦十月十五日の夜、蘇軾は再び赤壁を訪ねた。この時は、二人の客人と雪堂から臨皋亭に帰る途中、風雅な話をしているうちに、酒と肴を調達して、赤壁まで月見に出かけたのだった。

明日11月9日から11月16日までの8日間、筆者は中国江南地方に旅行します。その期間中、当ブログを一時休止しますので、読者各位におかれましては、よろしくご了解願います。

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ノートル・ダーム大聖堂はシテ島の南東部にそびえ、島の中からも外からも良く見える。建てられたのは13世紀半ばというから、750年も前のことだ。

今は昔、兵衛佐平定文といふ人があった。あだ名を平中といった。人品賤しからず、容姿も男前であった。その上、立ち居振る舞いも話しぶりも優れていたので、これ以上の男は都にいないといってもよかった。それ故、人妻や娘は言うに及ばず、宮仕え人の中に、この平中に声をかけられたいと思わぬものはなかった。

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NHKスペシャル番組が、東日本大震災から立ち直ろうと、国の施策を待たずに自力で復興の努力を続ける人々を丁寧に追っていた。そこには懸命に、しかも前向きに生きようとする人々の姿があった。彼らを見て、筆者は感動した。

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ロシアの国策研究機関「世界経済国際関係研究所(ИМЭМО)」が最近発行した特別報告書の中で、北朝鮮崩壊と南北統一のシナリオについて言及している。こうしたシナリオは、これまでも西側で研究されてきたことはあったが、北朝鮮の事情に詳しいロシアの研究であるだけに、新鮮な興味を以て受け取られている。

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画面の左手には氷の張った川でスケートを楽しむ人々が描かれ、右手の大木の下には戸板で仕掛けた罠の周りを鳥たちが無心で飛び跳ねている。鳥が危険にさらされているのは明らかだが、人間だって危険でないわけではない、いつ氷が割れるかもしれないからだ、とブリューゲルはいっているようにも聞こえる。

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民主党の岡田元幹事長が民放の番組に出演し、党内のTPP慎重派を批判してこういったそうだ。「反対している皆さんは、衰退していく農業がこのままでどうなるのかということに対する答えがない。そこの議論なくして単に反対しているのは理解できない」

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野田首相の影が薄い、いったい何を考え、何をやろうとしているのか、さっぱりわからない。こんな印象が国民の間に広がっているのではないか。というのも、野田さんは10月には一度も国内での記者会見を開かなかったように、国民向けにほとんど何もしゃべることがないからだ。一方で、消費増税やTPP参加といった国論を二分する重要課題については、なし崩し的に進めようとしている。

エズラ・パウンドの連作詩「モーバリー(Hugh Selwyn Mauberley)」から第八の詩「ブレンボーム」BRENNBAUM(壺齋散人訳)

  空のように澄んだ瞳
  まん丸な子どもの顔
  喧嘩して逮捕される不器用さ
  これらのどれにも優雅さが欠けている

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カダフィが殺害され、リビアの混乱が一応終息に向かっている現在、アラブの春の次の標的はシリアかイエメンのどちらだろうなどとささやかれている中で、シリアのアサド大統領は四面楚歌と云った状態だが、それでも簡単に権力を手放そうとするつもりはないようだ。

世界経済の混乱を背景に史上空前といわれる円高が進んでいる。このままでは、輸出型産業を中心とする日本経済は深刻な打撃を蒙り、ひいては経済成長率もマイナスとなる恐れがある、こんな不安が蔓延しつつある。

「終わりよければすべてよし(All's well that ends well)」は、結婚の成就がテーマになっているという点で喜劇の範疇に含めることができるが、他の喜劇とは際立って異なる特徴がある。この劇は、結婚を望みながら自分に辛く当たる男にさまざまな手練手管を弄し、ついには男に自分との結婚を承諾させずにおかなくさせる、賢い女の執念を描いたものなのだ。

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アメリカのある諜報機関が最近公表した報告書は、中国とロシアがサイバー犯罪の巣窟になっていると非難した。とりわけ中国の場合にはアメリカ企業などを標的にして、重要な経済情報を盗み出しており、被害の規模は巨額にのぼるとしている。

タイの大洪水

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先月後半に、日本企業にかかわりの深いアユタヤの大工業団地が水没して一躍耳目を集めたタイの洪水が、その後も一向に収まる気配を見せず、11月に入って、首都バンコクをも呑み込みそうな勢いだという。何故こんなにも長い期間にわたり、深刻な被害が続くのか、部外者にはわかりづらいところがある。

ロベール・デスノスの詩集「Contrée (1944)」から「声(La Voix)」(壺齋散人訳)

  声 ずっと遠くから聞こえてくる声
  もう鼓膜を震わすこともないけど
  それでも太鼓の音のようにぼやけながら
  はっきり聞こえてくることもあるよ

この日は四十年に及ぶ勤め人生活を卒業して初めて迎ふる日なり。一日の様子を日記にしたたむること例の如し。次のとほりなり。

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EUが示したギリシャ救済プランについて、その是非を国民投票に付すとパパンドレウ首相が表明したことで、ユーロ危機が再び燃え上がる気配だ。主要国の株式市場は軒並み混乱し、ギリシャ国債だけではなくイタリアやスペインの国債も価格下落した。

村上春樹・和田誠の共著「ポートレイト・イン・ジャズ」は、和田誠が描いたジャズ・ミュージシャンの肖像画に、村上春樹が簡単な文章を添えたものだ。それぞれのジャズ・ミュージシャンに添えた村上の文章は、一時はジャズを自分の商売に取り入れていた村上らしく、ジャズに対する村上の、こだわりのようなものを感じさせる。

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クモザルは中部から南部アメリカの熱帯林の中で生息する新世界猿である。同じ系統のホエザルより一回り小型で、体長は40センチ前後である。

元豊5年(1082)、黄州に流されてから3年目の秋、7月の16日に、蘇軾は同郷蜀の道士楊世昌とともに、長江に船を浮かべて、赤壁に遊んだ。

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ホエザルはクモザルの仲間とともに、中米から南米の森林地帯に暮らしている。アフリカやアジアの猿に対して、新世界猿と呼ばれ、独自の進化を遂げたことを現すいくつかの特徴を持つ。そのもっとも顕著なものは、横に大きく広がった鼻と、小さな尻である。

今は昔、若い僧があって、位の高い僧侶のもとに仕えておった。妻子も持っていた。その僧が主人のお供をして三井寺にいった際、夏の昼下がりのこととて、眠気に襲われ、広い部屋の一角で、長押を枕にして寝た。



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