クモザル:小型の新世界猿

| コメント(0) | トラックバック(0)

111033.spider-monkey.jpg

クモザルは中部から南部アメリカの熱帯林の中で生息する新世界猿である。同じ系統のホエザルより一回り小型で、体長は40センチ前後である。

習性や行動様式は、ホエザルとよく似ている。ホエザルより大きな集団(20-30匹)を作り、非常に縄張り意識が強い。他の集団に対して縄張りを主張するときには、ホエザル同様いっせいに大声を上げる。

メスは通常2-5年ごとに一匹の小猿を出産する。小猿は10週間ほど母親に抱きついて過ごした後は、母親を離れて他の小猿と遊んだりする。完全に独り立ちするのは、生後1年くらいである。

クモザルは原住民によって食用に捕獲されてきたこともあり、人間を非常に恐れている。この猿も、人間と出会って、こんなパニックの表情を呈しているのかもしれない。(写真はナショナル・グラフィックスから)





≪ ホエザル:新世界の樹上生活者 | 動物写真・生命讃歌 | 蜘蛛は殆どが脳みそでできている ≫

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://blog.hix05.com/cgi/mt/mt-tb.cgi/3578

コメントする



アーカイブ

Powered by Movable Type 4.24-ja

本日
昨日

この記事について

このページは、が2011年11月 2日 20:39に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「前赤壁賦:蘇軾を読む」です。

次のブログ記事は「村上春樹・和田誠「ポートレイト・イン・ジャズ」を読んで」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。