写真にある蛙は、英語でBig-eyed Tree FrogとかPeacock Tree Frogとか呼ばれている種だ。日本語での正式な名称がないようなので、とりあえず「でか目蛙」と呼んでおく。
この蛙は、アフリカはタンザニアの森林地帯で樹上生活をしているのだそうだ。そこから現地では樹上蛙と呼ばれているらしい。大きさは4センチから8.5センチほどで、人間の手のひらに乗る。
普通木の枝にいる時には、グリーンの地に黒い水玉模様をつけているが、人間が手のひらに乗せたり、この写真のように雨に打たれて興奮したりすると、茶色に変色するという。一種の擬態のつもりだろう。
どちらの色の状態にあっても、目の大きさは変わらない。蛙というものはだいたいでかい目をしているものだが、この蛙の場合には、体の大きさに比較して桁外れに大きい。Big-eyed Tree Frogと呼ばれるようになったわけだ。(写真はナショナル・ジオグラフィックから)
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