出入り口クラブ(In & Out Club)150周年記念パレード

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写真(TIMEから)は、ロンドンの伝統ある「出入り口クラブ(In & Out Club)」の、結成150周年記念パレードの模様だ。高齢の会員たちが、シルクハットにアンブレラの組み合わせで、セント・ジェームズ公園を闊歩しているところだ。

ロンドンには会員制のクラブが多数あるが、「出入り口クラブ(In & Out Club)」はその中でも伝統と格式を誇るものとして知られている。

このクラブはもともと、イギリス陸海軍のヴェテランを対象につくられたものだ。結成の動機も至って単純、それまでにあった軍人対象のクラブ三つが、いずれも定員オーバーになってしまったため、四つめのクラブとして作られたのだった。

当初はピカディリーのケンブリッジ・ハウスに本拠を置いていた。その建物の目立つところに駐車場の出入り口があって、そこにway in, way out と記号が付されていた。そこからいつともなく、このクラブを「出入り口クラブ(In & Out Club)」というようになったそうだが、正式な名称は「英国軍人クラブ(The Naval and Military Club)」という。

結成当初は、英国の現役軍人と退役軍人だけを対象とし、それ以外の者は排除していたが、次第に一般人にも開放し、最近は女性でも受け入れているそうだ。1996年に現在地のセント・ジェームズ公園に移転した。

有名な会員としては、南極探検で知られるロバート・スコット、作家のルディアード・キップリング、イアン・フレミングなどがいる。





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