アメリカにも「口先番長」と呼ばれる男がいるそうだ。不動産王として知られるドナルド・トランプだ。この男は自己顕示欲が強いことで有名で、たびたび大統領選への出馬を表明しては、ひっこめてきた。そんなことから「口先番長」と罵られるようになったらしい。
そのトランプを、ミット・ロムニーが自分の後援者として宣伝したことに対して、保守派の論客として知られるジョージ・ウィルが、ABCのテレビ番組の中で公然と批判した。ドナルド・トランプと手を組むことは、大統領選を戦ううえで、百害あって一利なしというのだ。
ジョージ・ウィルはトランプを、金さえあれば、頭が悪くても共和党の大統領候補になれると考えている低能野郎 "bloviating ignoramus" だともいったそうだ。
先日も、オバマ大統領はケニアで生まれ、インドネシアで育ったのだから、アメリカの大統領になる資格はないと、全く根拠のない攻撃をして顰蹙を買ったばかりだ。頭が悪いばかりでなく、ネジが狂っているとさえ言える。だからこんな男と手を組むのは、共和党の大統領候補としては自殺行為に等しいというわけだ。
アンカーのリズ・クレイマーも同意見で、ミットはこんな男を相手にするべきではないと答えたそうだ。(写真はドナルド・トランプ:ABCから)
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