火星の風景は地球に似ていた:キュリオシティの送ってきた画像

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NASAが打ち上げた火星探査機キュリオシティが、火星の表面に着陸し、そこで撮影した映像を地球に送ってきた。それを見ると、あまりにも地球に似ているため、科学者でなくても想像力を刺激される。

キュリオシティが着陸したのはゲイル・クレーターの内部。そこから360度のパノラマ画像を地球に送ってきた。周囲には外輪山の山脈が連なり、その内部に広大な平原が広がっている。平原の所々には石が散らばっているが、その形状は水に洗われたことを伺わせることから、かつてこのクレータの内部に大量の水があったことを推測させる。

風景は地球の砂漠と非常に似ている。いまでは草木こそ生えていないものの、かつて水が流れていたとすれば、生命が誕生していた可能性もある。キュリオシティには、火星の物質を地球に持ち帰る計画はないため、今後様々に可能な手法を用いて、火星を構成する物質の秘密を解き明かしていくことになっているという。

なお、画面の手前に見えるふたつの窪みは、着陸時の逆噴射によってできたものと思われる。(写真はNASAから)





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このページは、が2012年8月11日 19:05に書いたブログ記事です。

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