2007年12月アーカイブ

杜甫によって酒仙と称された李白は自他ともに認める酒豪、酒の歌を多く作った。そんな李白にとって、陶淵明は酒の風雅を愛する者の先輩格。李白は折に触れて陶淵明を念頭においた詩を作っている。

ウィリアム・ワーズワースの詩「虹」My Heart Leaps Up を読む。(壺齋散人訳)

ウィリアム・ワーズワースの詩「カッコウに寄す」 To the Cuckoo を読む。(壺齋散人訳)

米誌タイムが恒例の Man of the Year に、今年(2007年)はプーチンを選んだ。地球温暖化対策の必要性を訴えてノーベル平和賞を受賞したアル・ゴア、世界中を熱狂させたハリー・ポッター・シリーズを17年かけて完成したローリングズなど、大きな話題を振りまいた人物には事欠かない年だったが、それらを抑えてプーチンを選んだ理由を、タイムは次のように説明している。

どの民族も、宴会を巡る文化というものを持っているものだ。宴会を催すには、目的とする行事があり、酒食の体系があり、そして宴会のしきたりとしての儀礼がある。日本もまた例外ではない。日本人は古来、宴会を「うたげ」と称し、節々の行事に合わせてとりおこなってきた。

アリストテレスが後世に影響を及ぼした業績の中でもっとも重要なものは、形式論理学である。カントは、アリストテレス以来論理学は進歩も退歩もしなかったといっているくらいである。今日においては、集合論の見地から、アリストテレスの論理学は乗り越えられ、また彼の追及した推論の形式が論理的思考の一部に過ぎないことが明らかになってきたが、それにもかかわらず、アリストテレスの論理学が歴史上に果たした役割は偉大であった。

ボードレール詩集「悪の華」 Les Fleurs du Mal から「深淵からの叫び」De profundis clamavi を読む。(壺齋散人訳)

ボードレールの詩集「悪の華」 Les Fleurs du Mal から「踊る蛇」 Le Serpent qui danse を読む。(壺齋散人訳)

先日行われた韓国の大統領選挙では、大方の予想通り、野党ハンナラ党の李明博(イ・ミョンバク)が圧勝した。金大中(キム・デジュン)、ノ・ムヒョンと二代続いた民主党政権が終わり、10年ぶりに政権交代が実現するわけだ。

盛唐の詩人孟浩然は、自然派詩人として王維と並び称され、時に王孟と呼ばれる。王維よりは10歳年長であるが、両者は親しく交友した。その死に際して、王維は深い悲しみを表した詩を作っている。

盛唐の大詩人王維は、陶淵明と同様田園詩人の名を以て呼ばれる。田園の生活をこよなく愛し、また田園風景を好んで歌ったことについては、陶淵明に勝るとも劣らない。その陶淵明を再評価し、唐代以前におけるもっとも偉大な詩人として位置づけたのも王維である。

ウィリアム・ワーズワースの詩「ルーシーの歌」 She Dwelt among the Untrodden Ways を読む。(壺齋散人訳)

ウィリアム・ワーズワースの詩「ルーシーを悼む」 Strange Fits of Passion を読む。(壺齋散人訳)

ムンク展が上野の国立西洋美術館で開催されている。正月明けの一月六日までというので、暮れで忙しいさなかではあったが、足を運んでみた。

油を用いた料理は、今日の日本人の食卓には欠かせないものである。中華風あるいは欧風料理はもとより、和風の料理にも天麩羅はじめさまざまなところで油がもちいられる。飽食の時代といわれる中で、その過剰摂取が健康に及ぼす悪影響が懸念されるほどである。

平成十九年十二月十五日(土)昨年例の家鴨の諸君と利尻礼文へ旅行せし折、次は是非海外へいかばやなんどと話しあひしが、喧々囂々議論の末台湾へ二泊三日の小旅行をなすこととはなりぬ。台湾は地理歴史ともに日本に近し。衛生状態悪からず、食物も美味にして日本人の口にあふべし、されば国内旅行の感覚もて旅を楽しむを得べしといふがその理由なりき。

形而上学という言葉は、西洋哲学の長い歴史の中でさまざまな衣をかぶせられ、実に曖昧な意味に覆われてしまった。時にはこの世の秩序を越えた天上界のことを研究する学問という風にも解釈される。しかし、もともとこの言葉の元になったアリストテレスの著作は名称を持たなかったし、アリストテレスの著作を整理して名称を付した者にとっても、形式的な意味しか持たなかったのである。

ボードレールの詩集「悪の華」 Les Fleurs du Mal から「髪」 La Chevelure(壺齋散人訳)

ボードレールの詩集「悪の華」 Les Fleurs du Mal から「エキゾチックな香り」Parfum exotique を読む。(壺齋散人訳)

陶淵明の詩から雜詩其八「代耕は本より望みに非ず」を読む。

陶淵明の詩から雑詩其七「家は逆旅の舍なり」を読む。

ウィリアム・ワーズワースの詩「早春の賦」 Lines Written In Early Spring を読む

ウィリアム・ワーズワース William Wordsworth(1770-1850) はイギリス・ロマンティシズムを代表する詩人であり、サミュエル・コールリッジと共作で1798年に発表した詩集「リリカル・バラッズ」Lyrical Ballads はロマン主義運動の先鞭を果たした。

地球温暖化対策がますます危急の課題となりつつある現在の世界において、バイオ燃料は化石燃料に代わるものとして一躍脚光を浴びている。政治家のパフォーマンスとしてもわかりやすいテーマなので、アメリカのブッシュ大統領も人気回復策に利用しているほどだ。

どのような民族も、食事について固有の味の文化を持っている。食べ物の味を構成する要素は、甘(甘さ)、酸(酸味)、苦(苦さ)、鹹(塩辛さ)、辛(辛さ)の五つであるといわれているが、各民族はこれらの味をさまざまな食材から取り出して調味料として用い、自分たちの味を作ってきた。そして、味の決め手となる調味料の組み合わせを、長い歴史の中から選び取ってきたのである。

笑えない笑い話を紹介しよう。牛や羊など家畜の屁が、一部の国では深刻な環境問題となり、そのあおりでカンガルーが受難しそうになっているという話だ。

アリストテレスは、ギリシャの哲学が創造的でありえた時代の最後に現れた哲学者である。西洋の哲学が真に創造的であったのは、アリストテレスの時代までであって、その後近代の夜明けに至るまで、形式主義に毒された長い沈滞の時代が続いた。だからアリストテレスは、さまざまな意味で、西洋思想の節目を画す巨大な存在だったといえる。

ボードレール詩集「悪の華」 Les Fleurs du Mal から「巨人族の女」 La Géanteを読む。(壺齋散人訳)

ボードレール詩集「悪の華」 Les Fleurs du Mal から「美の女神」 La Beautéを読む。(壺齋散人訳)

陶淵明の詩から、「雜詩其六:子有るも金を留めず」を読む。

陶淵明の詩から、「雑詩其五:古人寸陰を惜しむ」を読む。

ロバート・バーンズ Robert Burns の詩「二十日鼠へ」To a Mouse を読む。(壺齋散人訳)

ロバート・バーンズの詩「ライ麦畑を突き抜けて」 Comin Thro' The Rye を読む。(壺齋散人訳)

日本の中世は普通、院政期から織豊時代までをさし、非常に長い期間をカバーしているので、一律に論ずることはできない。しかも南北朝時代を境に、日本の文化のあり方がドラスティックに変化したとされるので、なおさら一つの時代区分として論ずることは危険である。

プラトン哲学の著しい特徴は、実在と仮象、イデアと現象的な世界、理性と感性とを峻別する厳しい二元論である。プラトンはこれらそれぞれに対をなすものうち、前者こそが真理や善にあずかるものであり、後者はかりそめなものに過ぎないという、強い確信を持っていた。

最近行われたロシアの下院選挙では、プーチンを比例候補の筆頭に据えた与党「統一ロシア」が圧勝した。改憲に必要な3分の2を上回る議席を得たことから、プーチンはこれを土台に憲法を改正し、自ら終身大統領になる道を開くのではないかとの憶測も流れている。

ロバート・バーンズの詩「真っ赤なバラ」 A Red Red Rose を読む。(壺齋散人訳)

ボードレール詩集「悪の華」 Les Fleurs du Mal から「地獄のドン・ジュアン」Don Juan aux enfers を読む。(壺齋散人訳)

ボードレールの詩集「悪の華」 Les Fleurs du Mal から「旅のボヘミアン」Bohémiens en voyage を読む。(壺齋散人訳)

陶淵明の詩から、「雜詩其四:百年邱壟に帰す」を読む。

陶淵明の詩から「雜詩其三:盛衰量るべからず」を読む。

ロバート・バーンズの詩「故旧忘るべき」 Auld lang syne (壺齋散人訳)

平安時代の日本人は何を食べていたか。日本人は古来、食生活を軽んじて、これを詳細な記録に残すということをしなかったので、詳しいことはわからないが、幸い平安時代中期(10世紀前半)に編纂された辞書「和名類聚抄」が、当時の食物や調理に関する項目を設けているので、これを通じて平安時代の食生活の一端に触れることができる。

縄文時代から弥生時代の古代日本人が、おもに何を食べていたかは、貝塚や集落遺跡の調査を通じて次第に明らかにされつつある。



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