白いガーベラとオレンジ:花の水彩画

| コメント(0) | トラックバック(0)

白いガーベラとオレンジ:水彩で描く折々の花(壺齋散人画)


ガーベラはキク科の多年草である。旺盛な生命力を持つと見え、春と秋と年に二度咲き、しかも数年にわたって咲き続けるという曲者である。しかも花は豪華なイメージを与え、切花にして花束に添えると、ぱっと明るくなるので、人気の高い花だ。

原産地はアフリカだ。だから日本ではアフリカ千本槍の異名がある。放射状に伸びた花弁の先が尖っていてそれが槍に見え、しかもその数が夥しいことから、こんな名がつけられたのだろう。ガーベラという名前自体は、発見者の名に由来しているらしい。

熱帯出の花にしては夏の暑さには弱いようだ。当然冬の寒さにも弱い。ということで、結構世話には気を使うが、世話をしたなりの効果は十分に見せてくれるから、育て甲斐のある花だといえる。

花言葉としては、神秘とか希望といったものがある。だが何故この花が神秘さを連想させるのか、筆者には腑に落ちないところがある。押し出しの強さを感じさせる花だからだ。

色合いとしては、白のほかに黄色から朱色を経て紫に至るまで、暖色の色相をほぼカバーしている。絵は、白いガーベラを切花にして花瓶に活け、傍らにオレンジを配して描いたものだ。


関連リンク: 水彩画を楽しむ


  • 東京を描く

  • 水彩画―画材・テクニック・アーチスト





  • ≪ 喇叭水仙:花の水彩画 | 水彩画を楽しむ | チューリップ:花の水彩画 ≫

    トラックバック(0)

    トラックバックURL: http://blog.hix05.com/cgi/mt/mt-tb.cgi/761

    コメントする



    アーカイブ

    Powered by Movable Type 4.24-ja

    本日
    昨日

    この記事について

    このページは、が2008年5月10日 19:11に書いたブログ記事です。

    ひとつ前のブログ記事は「大塩平八郎:大逆事件と森鴎外の体制批判意識」です。

    次のブログ記事は「ガマ君とカエル君 The toad and the frog :マザーグース」です。

    最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。