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スカビオサ(西洋松虫草):花の水彩画


スカビオサ(西洋松虫草):水彩で描く折々の花(壺齋散人画)


スカビオサという名前はラテン語で疥癬 Scabiea を意味するそうだ。疥癬に限らず皮膚病に薬効があるらしい。スカビオサの日本種「松虫草」もやはり皮膚病に効く薬草として用いられてきた。葉を煎じた汁で患部を洗浄すると効果があるといわれる。

日本の松虫草はその名の如く松虫が泣く初秋に咲く。これに対してスカビオサは初夏に咲くものが多いようだ。色や形には様々なバリエーションがある。絵にあるものは、筆者の家で育てたもので、薄紫のボールのような花を、長い茎の上に乗っけたように咲かせる。

これは比較的端正な形をしているが、株によっては茎が曲がっていたり、花の向きがばらばらだったりして、整った形のものは少ない。しかも花の咲いている時期はそう長くない。

花言葉は「感じやすさ」である。花はさして大きくもないが、茎に比べるとバランスを失しているので、ちょっとした圧力でしおだれてしまう。そんなところから、こんな花言葉を贈られたのだろう。


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