トレニア:水彩で描く折々の花(壺齋散人画)
トレニアは和名をハナウリクサあるいはナツスミレという。沖縄に自生しているツルウリクサの仲間であるが、ツルウリクサのほうは絶滅の危機に瀕しているという。
ナツスミレとは花の形が似ているところからつけられたと思うが、スミレとは同じ種ではなく、こちらはゴマノハグサの仲間に属する。ゴマノハグサ特有のラッパ状の花を咲かせる。東南アジアの亜熱帯地域が原産地なので、暑さに強く、寒さに弱い。園芸用に改良された品種には、初夏から秋まで咲き続けるものが多い。
草丈は低く、横へ向かって伸び広がる傾向がある。そこに次々とつぼみを結び、夏の暑さをものともせず、懸命に咲き続ける。4枚からなるラッパ状の花弁の内側は外側とは違う色をしており、その中心にめしべがある。
花言葉には、温和、可憐、愛嬌といったものがある。花のイメージによくマッチしているといえよう。
絵は筆者の家で、家内が育てている花を描いたものだ。
関連リンク: 水彩画を楽しむ
コメントする