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巨大ダイアモンド鉱石、レソトで発掘


巨大なダイアモンド鉱石が南アフリカのレソトで発掘された。478カラットあり、歴史上20番目の大きさだそうだ。形がまとまっており、これをうまく研磨すれば150カラットのダイアモンド宝石を作り出すことができる。しかも色合いや透明度の点では、第一級の品質を持つことになるだろうといわれている。

歴史上有名なダイアモンドとしては Koh-i-Noor (コヒノール)があげられる。丸く削られた105カラットのダイアモンドで、さまざまな逸話があるが、19世紀にインドからイギリス王室の保有に移された。以来大英帝国の王冠を飾っている。今回のダイアモンド鉱石からは、これよりも大きくて美しい宝石が作られる見通しだ。

これまでに発掘されたダイアモンドの中でもっとも巨大だったのは「カリナン」と呼ばれるものだ。これは1905年に、やはり南アフリカで発掘され、鉱石の状態では3106カラットもあった。それを研磨することで合計1063カラットにのぼる105個の宝石が作られたが、中でも The Great Star of Africa と名づけられたものは530.2カラットもある。これもイギリス王室が保有し、現在コヒノールの王冠とともにロンドン塔に展示されている。

現在世界で一番大きな単体のダイアモンド宝石は The Golden Jubilee と呼ばれるものだ。545カラットあり、タイの王室が保有している。

今回の鉱石が掘り出されたのはレッツェンという鉱山だ。ロンドンの上場企業ジェム・ダイアモンドが株式の70パーセントを保有し、残りの30パーセントはレソト政府が保有している。

ジェム・ダイアモンドの株価は、このニュースの発表前には741ペンスであったそうだが、今後大幅に上昇することは間違いないと噂されている。。

なお、このダイアモンドにはまだ名前がつけられていないということだ。


関連リンク: 日々雑感

  • 生命とダイアモンド






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