センリョウ(千両):水彩で描く折々の花(壺齋散人画)
センリョウはマンリョウとならんで、正月を彩るめでたい植物だ。ともに花ではなく、鮮やかに色づいた実を鑑賞する。実のなるさまは互いによく似ているが、葉の形で容易に見分けられる。マンリョウのほうは肉厚な葉なのに対し、センリョウのほうはこのように、ギザギザの縁取りをともなった平べったい形をしている。
東南アジアに広く自生しており、日本でも関東以南の暖かい地域の林の中でよく見られる。
花言葉には「富貴」と「可憐」とがある。互いにイメージがかけ離れているが、どんなわけでつけられたのか、筆者にはよくわからない。
上の絵は、家内が正月の飾り用に買ってきたものを描いた。
関連リンク: 水彩画を楽しむ
コメントする