ムーバブルタイプを3xから4xにバージョンアップして二ヶ月近くたった。アップ後も古いテンプレートをそのまま引き継いで使用していたのだが、やはり多少の不具合がある。それに、せっかくアップグレードしたのに、テンプレートを初期化しないでは、新しく付与されている機能を使うことができないとある。そこで思い切ってテンプレートを初期化することとした次第だ。
不具合のなかで一番大きなのは、旧バージョンにあったアーカイブテンプレートが使えないことだ。新しい記事を投稿しても、アーカイブページは再構築されないし、そのうえ Can,t call method というエラーメッセージが出てきて、作業が中断される。投稿した記事はきちんと表示されるので大きな障害にはならないが、やはりわずらわしい。
エラーが出る原因を調べようとして、方々へ問い合わせをしてみたが、はかばかしい答えが返ってこない。そこで自分なりによくよく考えてみたら、これは 4x が採用しているアーカイブマッピングが 3x と抜本的に違うことから起きる現象だと思うようになった。やはりブログを快適に運用するためには、テンプレート全体を初期化しなければならないようなのである。
初期化には、既存のテンプレートの中身を生かすものと、そっくり新しいテンプレートに入れ替える方法との二つがある。筆者はまず前者を試してみた。だがこれがうまくいかない。初期化の管理画面にしたがって「既存のテンプレートを初期化」をクリックすると、「同名のテンプレートが存在します」というエラーメッセージが出てきて、先へ進まないのである。
仕方なく「既定のテンプレート」をクリックする。これは既存のテンプレートを全部消去して、ムーバブルタイプが用意している新しいテンプレートセットと入れ替えるというものだ。こちらのほうはスムーズに進んで、その結果ブログの画面は全く新しいデザインに変化した。
とりあえずここまでやれたので、新しい記事を投稿してみた。すると記事はきちんと表示されるし、わずらわしいエラーメッセージも出てこない。ブログを管理する上での快適さが増したという印象だ。
だがブログの画面は、ムーバブルタイプの用意しているデフォールトのものだから、いろいろと改善の余地がある。前のブログに設置していたカウンター、アクセス解析、アドセンス、外部リンクなどが表示されていないばかりか、画面の見栄えもいまひとつだ。第一エントリー本文の文字サイズが小さすぎて、老眼の筆者には読めない。
こんなわけだから、快適な画面にするためにはカスタマイズが必要だ。ところがこれが、3x のカスタマイズとはだいぶ様子が違うらしい。 3x では各テンプレートに直接コードを書き込むことによってカスタマイズしていたのが、 4x では同じような方法が適用できない。テンプレートのモジュール化が進んでいて、スクリプトも大きく変化しているからだ。
どうやら 4x のシステムを一から理解しなければならないようだ。
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