マレーシア人の107歳の女性が23回目の結婚の相手を探している、AFPが地元の新聞STARの記事を引用しながら、こんな話題を紹介した。女性の名はウック・クンドルWook Kundor さん。(上の写真:AFP提供)
ウックさんは4年前に、70歳も年下の男性と22回目の結婚をしたというので、話題になったことがあった。結婚後その男性(現在37歳)は麻薬におぼれるようになり、目下その治療中。ウックさんの他に若い恋人ができたとのことで、リハビリが終わって社会復帰するのを機会に、その恋人と結婚するつもりだそうだ。
捨てられた形のウックさんは、意匠晴らしというわけではないだろうが、自分も新しい恋人を見つけて、できれば23回目の結婚をしたいのだという。その心境をウックさんは次のように語っている。
「自分自身年をとり過ぎたことは十分わかっています、だから若い女のようにいかないこともよくわかっています、でもこれから一人ぽっちで生きていくのはさびしい、一緒に暮らしてくれる人が欲しいのです。」
どうやら恋人が欲しいというより、人生のパートナーが欲しいというのが本音のようだ。そんなウックさんの気持ちに対して、夫のムハンマドさんは、自分が新しい恋に陥ったのは神の意思だと考えているそうだ。
それにしても23回目の結婚というのは尋常ではない。筆者などは、イスラム文化圏では女性の貞操が厳しく求められていると理解していたので、通常は昔の日本女性のように、一生一人の男に添い遂げるのではないかと勝手に思い込んでいた。実際には女性が何度も結婚するのは大目に見られているのだろう。
しかしこれまでに22回も結婚した女性は、イスラム文化圏に限らず、世界的にも珍しいのではないか。そう思って Wikipedea にあたってみたところ、ウックさんは女性の最多結婚回数の世界記録保持者だそうだ。
ただただ驚くばかりです。 どう見ても107歳には見えず、ゆっくり年を取ってるのでしょうね。 77と言っても通りそうです。
「貞婦二夫に見えず。」 は儒教的な考えですから、回教圏には当てはまらないのでは? それから西アジアと東南アジアの回教徒の間でも生活習慣に差があるのでは思いました。 熱砂の国より亜熱帯雨林の国の方が、全てに大まかでのんびりしているのではとも思いました。