花瓶と果物と少女:水彩画

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水彩画の場合には、白く現したい部分は、その部分を絵の具で塗らずに紙の肌地を残すことで表現する。ハイライトの部分などは特にそうだ。そうすることによって、透明絵の具の特性を生かした表現ができる。

だが作家によっては、ハイライト以外にも、紙の白地をそのままに利用する場合がある。中には、紙の周縁部を広く白地のままに残すものもいる。そうした絵はとかく完成度に欠けるものと受け取られがちなので、高度のテクニックの裏づけが必要だ。

筆者が気に入っているチャールズ・リード Charles Reid という水彩画家は、白地を沢山残す手法を意識的に採用している。それでいて完成度はひけをとらない。かえって絵の具の透明感が一段と高まり、絵全体が明るくなる効果をもたらしている。

筆者もそのような絵を描いてみたいと思い、最近は意識して白地を残すようにしている。まだまだ未熟なので、白地が絵の構成部分なのか、それとも作成途上の中途半端な状態なのか、わからぬような代物にとどまっているが、これによって絵全体の透明感は一段と固まったのではないかと、思っている。





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