猛暑の夏:アメリカでもロシアでも

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梅雨が明けた途端に日本列島は猛烈な暑さに見舞われた。関東地方では七月の二十日にして38度を記録したというが、これは時期としては最も早い記録だろう。この調子だと、8月の最も暑い盛りにどんなことになるか、検討もつかない。

暑いのは日本だけではない。ロシアでも同日に36.5℃という記録的な暑さになった。そのため少しでも体を冷やそうとする人々が川やプールに殺到し、これまでに1200人以上の人が溺れ死んだ。暑さで正気を失い、ウォートカをがぶ飲みして急性アルコール中毒になる人々も絶えないという。

アメリカでは最大の被害者は家畜だ。とくに牛は熱波に弱いと見えて、熱中症で衰弱死するものが激増している。なかでも牧畜がさかんなカンザス州では、この夏に入って以来2千頭もの牛が死んだ。(上の写真は厩舎の牛:ロイター提供)

ロシアの人もカンザスの家畜も、日頃余り暑い環境には慣れていないのだろう。だからこの暑さは身にこたえるに違いない。いまのところ生きていても、果たしてこの夏を無事に生き残れるか、心もとない限りかもしれない。

この異常な暑さが地球温暖化の影響によるものであることは明らかだ。世界レベルでの対策を急がないと、数年先には地球の夏は生物の居住出来るところではなくなってしまうだろう。


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