法務省が東京拘置所内に設けられている死刑執行のための「刑場」を公開した。(上の写真:報道機関合同)一般に公開されるのは始めてのことで、千葉法務大臣の強い意向に基づくという。
千葉氏は、もともと死刑廃止論者だが、先日法務大臣として執行を命じたのをきっかけに、死刑の是非について改めて国民に議論してもらう材料として、今回の公開に踏み切ったということらしい。年内には、死刑求刑が予想される案件が、裁判員によって審議されることにもなっており、いいタイミングでの公開となった。
東京拘置所の死刑執行施設は刑場と呼ばれているらしく、死刑執行のための部屋を中心に六つの部屋に区分されている。教誨室、全室、ボタン室、立会室などだ。死刑囚は教誨室で心の準備をし、前室で死刑執行を宣告された後、執行室で刑の執行を受ける。執行方法は絞首刑だ。
写真は絞首刑を執行する部屋を写したもの。中央は踏み板になっていて、死刑囚はこの上に手枷、足枷と目隠しをされて立たされる、画面右奥の床から壁にかけてつけられている金属製の輪と天井のフックにロープを通し、その先端部が死刑囚の首に巻かれる。
ボタン室のボタンを押すと踏み板が外れて死刑囚は宙にぶら下がる。ボタンは三つあって、誰がおしたボタンが踏み板を外したのか、特定できない配慮がなされている。執行人の精神衛生への配慮だろう。
死刑執行のための施設は東京拘置所を含めて全国に七箇所ある。戦後死刑の執行を受けたものは668人、現在107人の確定死刑囚が存在しているという。
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