上の写真(ナショナル・ジオグラフィック提供)は、ゾウの母親にワニが襲い掛かっているところ。すさまじい迫力が伝わってくる。この先いったいどうなってしまうのだろう、母親ゾウは殺されて、小僧は孤児になってしまうのだろうか。
この一瞬をとらえたのは、スイス人のマルティン・ニーフェラーさん。ザンビアのサウスルアングア国立公園に遊びにいったさいに、たまたま目撃したシーンを撮影したという。
ゾウの親子がこの水辺に水を呑みにやってくることはよくあるそうだが、このように水の中からワニが飛び出してきて、ゾウを襲うことは珍しいという。
いかに逞しい水中の王者でも、ゾウを倒すことは容易ではない。それにワニは日頃あまり大きな動物を襲うことはない。よほど空腹だったか、あるいは相手を見間違えたか。
ワニはしばらくゾウの鼻に食いついたままだったが、そのうち事態の深刻さに気づいた小ゾウがワニに突撃し、驚いたワニは口を離した、その隙に母親ゾウは災難から逃れ去ることができたということだ。
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