上の写真(AP提供)は、サンフランシスコのダウンタウンで行われたジャイアンツのワールドシリーズ祝賀記念パレード。名門のジャイアンツがサンフランシスコにやってきて始めてワールド・チャンピオンになったとあって、街全体が異様な興奮に包まれた。
先稿では、テクサス・レンジャーズがチーム結成50年目にして始めてリーグ優勝に輝いたことを紹介したが、レンジャーズといい、ジャイアンツといい、大リーグの記録というのは、日本と比べて桁が違うようだ。
なにしろジャイアンツといえば、大リーグ屈指の名門チームであり、これまで5度ワールド・チャンピオンになったのを始め、数々の栄光に包まれたチームだ。日本プロ野球の読売ジャイアンツが、昭和の初期に発足するにあたり、その名をあやかったことからもわかるとおり、20世紀前半のアメリカ大リーグを代表するチームだった。
そのジャイアンツでも、ニューヨークからサンフランシスコに移転して以来、ワールド・チャンピオンになるためには実に52年もかかったわけだ。
ファンの多くは、待ち望んだ日がやってきたといって、大喜びだ。みな自分の生涯をかけて、ジャイアンツを応援してきた。現市長のギャビン・ニューサムもその一人だ。まさか自分が市長のときに、この歴史的瞬間に立ち会えるとは思わなかったと、彼は感激している。
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