上の写真(ナショナル・ジオグラフィック)は、ニューヨークのイースト川を船で下るアヌビスの巨大な像、高さが8メートルもあるそうだ。今春から年内いっぱい開催されている、ツタンカーメン展のデモンストレーションのために作られた。ニューヨークっ子には大人気だ。
ツタンカーメン展がニューヨークで開かれるのは1977年以来とあって、大勢の観客をあつめた。観客は展示場でツタンカーメンと対面した後は、この船に思いを乗せて、アヌビスとともに川を下っていく趣向だ。日本人なら三途の川渡りを思い出すところだろう。
アヌビスは冥界の王オシリスの子で、自らも冥界の神だ。死者をミイラにし、冥界に案内すると信じられていた。
ジャッカルあるいはそれに似たイヌ科の動物の頭を戴いているわけは、犬は死者の墓場を守ってくれる動物だと考えられていたからだ。
これを見た瞬間、自らの目を疑いました。 コンピューターで合成したイメージだと思いましたが、本物なのですね。
紀元前のエジプトと現代のニューヨークが一緒になったようで、本当に面白い写真ですね。