TIMEは、恒例のPerson of the Yearに、今年はFacebookの創業者マーク・ザッカーバーグ Mike Zuckerberg (上の写真:TIME)を選んだ。彼は今年26歳、1927年に始まったこのイベントにとって、第一号に選ばれたリンドバーグ(25歳)に続く若さだ。
Facebookはいまや、世界最大のソーシャル・ネットワーク・サービス(SNS)、アクティヴな会員は5億人に達するというが、日本ではMixiが強い地盤を築いていることもあって、いまひとつポピュラーではない。
Facebookは、基本的にはすでに面識がある人びとの間のコミュニケーションを目的としている。その点匿名性の高い Twitter とは異なる性格を持つ。
また、会員が独自に開発したアプリケーションを受け入れるなど、システムに柔軟性があるため、自己増殖的に拡大していく可能性を持っている。
ザッカーバーグがこのサービスを始めたときは、ハーバード大学内部のコミュニケーションを目的としていたが、次第に他の大学や高校生の間にも解放し、2006年以後は、一般人にまで解放した。その都度多くの会員を引き寄せ、あっという間に巨大なインターネット・ビジネスに成長した。
ビル・ゲイツやラリー・ペイジなどのケースと並び、現代版立身出世物語の典型といえる。
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