1000以上の単語を聞き分けて、その意味を正確に理解した犬が現れた。もともと知能が高いことで定評のあるボーダー・コリーのチェイサーという6歳半の犬だ。
飼い主のピリーさんが、三年半にわたって、おもちゃなどの名前をどれくらい覚えられるか追跡調査したところ、1000以上もの単語の意味をマスターしたというのだ。(上の写真はチェイサーとピリーさん:AFP提供)
チェイサーは単語の意味を個別的に理解しているのみならず、ものを共通する性質に従って、関連付ける能力も持っているという。たとえば「ボールを持ってこい」というと、円いのや楕円やらさまざまな特徴にかかわらず、ボールの形状を持ったものをもってくるという。
このことは、チェイサーが一定の分析的能力、つまりものを共通する性質に応じて分類する能力を持っていることを意味する。
チェイサーがこれ以上の言語能力、たとえば統語法にかかわる理解能力を持っているかどうかは、まだ確かめられていない。
これまでにも、利口な犬は多数報告されているが、チェイサーのように知能の高い犬はいなかった。たとえば、ドイツの研究チームが2006年に紹介したリコというボーダー・コリーは200の単語を覚えたが、チェイサーのように、対象を関連付けて分類する能力は持っていなかった。
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