2011年2月アーカイブ

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リビアの内戦が最終局面を迎えつつある。東部の諸都市に続いて、ザウィーヤなど西部の諸都市も反政府派が掌握、首都トリポリにも反体制派の勢力が及ぶようになった。

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今年(2011)は大逆事件の首謀者とされた幸徳秋水が処刑されてから100年目の節目の年だ。長らくこの問題にかかわってきた「大逆事件を明らかにする会」事務局長山泉進さんと「大逆事件」の著作で知られるノンフィクション作家田中信尚さんが、月刊誌「世界」に対談を載せているのを興味深く読んだ。

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この絵の構図は、油彩画「雪中の狩人」とよく似ている。前景に丘が描かれ、そこには一仕事終えて麓の村に帰っていく人々がある。麓には広々とした空間が広がり、その先には切り立った山々がそびえる。アルプスの自然とネーデルラントの田園風景を組み合わせた、もっともブリューゲルらしい構図だ。

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「ロシアでは至る所に腐敗があると人々はいう、だがそういいながら腐敗した連中を野放しにしておくのは、わけがわからぬことだ」こういいきるのは、ブログを通じて権力者たちの腐敗を暴き続けている34歳の法律家アレクセイ・ナヴァーリヌィ(А. Навальный)だ。(上の写真:AFP提供)

色丹島の海氷

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上の写真(ナショナル・ジオグラフィック)は、上空から見た色丹島とそれを囲むように展開する海氷、地球観測衛星EO-1(Earth Observing-1)が2月14日に撮影したものだ。

W.H.オーデンの詩「美術館」Musee des Beaux Arts(壺齋散人訳)

  受難というものについて昔の巨匠たちは間違ってはいなかった
  それが人間にとって持つ意味をよくわかっていた
  それは誰かが食事をしていたり窓を開けていたり
  のろのろと歩いている間にも
  起こるのだと

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最近の日本の政治はどうも袋小路に入ってしまったかのようだ。菅さんの支持率は地を這うほどの低さだし、一方の野党もそれを材料に大攻撃を仕掛けるほどの迫力を持っていない。国政がどこに向かって進んでいくのか、国民にはいまひとつはっきり見えない。こんな状況をとらえて、マスコミ諸君の間ではチキンレースにたとえるのが流行っているらしい。

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上の写真(ナショナル・ジオグラフィック)はポーランドの雪原地帯にいる赤リス(Red Squirrel)。日本の蝦夷リスと同じ仲間で、北ヨーロッパからシベリアへかけて広く分布している。

エルヴィス・プレスリーのヒット曲から「今夜はさみしくはないかい?」 Are You Lonesome Tonight(壺齋散人による歌詞の日本語訳)

  今夜はひとりかい?
  僕が恋しくはないかい?
  別れたことがつらくないかい?
  君は思い出さないかい ある明るい日に
  僕が君を愛しいといってキスしたことを?
  君の部屋の中の椅子は空っぽじゃないかい?
  君は僕の姿を求めて玄関をむなしく見てないかい?
  君がそんなにつらいのなら 戻ってあげようか?
  だから言ってくれ 今夜は僕が恋しいと

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この日(2月25日)、関東地方に春一番が吹いたと、気象庁が発表した。筆者の勤め先の市ヶ谷周辺も朝から強い日差しが降り注ぎ、昼休みに外へ出ると生暖かい風が筆者の面を吹いた。

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アメリカのスペースシャトル・ディスカヴァリーが最後の宇宙への旅に向けて、2月24日、フロリダのケネディ宇宙基地から打ち上げられた。その様子を見ようと、4万人の人が押しかけたそうだ。

直子が入った精神病院には、レイコさんという風変わりな女性が入院していた。彼女はなにかにつけて直子の世話をし、直子の心のよりどころにもなっていた。そのレイコさんとはレズビアンなのだ。

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韓国紙「朝鮮日報」の電子版が、北朝鮮で数百人規模のデモが発生し、市民四、五人が死亡したようだと報道した。

ピエール・ド・ロンサールの詩集から「マリーへのソネット第23番」(壺齋散人訳)

  ミニョン お寝坊さん 起きなさい
  ひばりが空でにぎやかにさえずり
  ナイチンゲールもサンザシの枝で
  楽しそうに歌ってますよ

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リビアでの民主化運動の動向がかなり異常な様相を呈してきた。カダフィが徹底的に抗戦するする姿勢を崩さず、民主化運動に血の弾圧を加え、力によって粉砕しようと意気込んでいるのだ。2月16日にベンガジなど東部の都市で始まった混乱は、まだ8日しかたっていないのに、すでに800人以上の市民がカダフィによって殺されたとの情報も流れている。(アルアラビーア)

蘇軾の七言古詩「辛丑十一月十九日既に子由と鄭州西門之外に別れ、馬上にて詩一篇を賦して之に寄す(壺齋散人注)

  不飲胡為醉兀兀  飲まざるに胡為(なんすれ)ぞ醉うて兀兀たる
  此心已逐歸鞍發  此の心已に歸鞍を逐うて發す
  歸人猶自念庭闈  歸人猶ほ自から庭闈を念ふ
  今我何以慰寂寞  今我何を以てか寂寞を慰めん
  登高回首坡壟隔  高きに登り首を回らせば坡壟隔たり
  但見烏帽出復沒  但だ見る烏帽の出でては復た沒するを
  苦寒念爾衣裘薄  苦寒には爾を念ふ衣裘薄くして
  獨騎瘦馬踏殘月  獨り瘦馬に騎りて殘月を踏むを

日頃毒舌で世間を沸かせている亀井静香国民新党代表が、今度は菅政権のグループを連合赤軍に譬えて、世間を苦笑いさせた。もっともこう指摘された菅さん自身は、一向にこたえた様子には見えないが。

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アラブ世界に吹き荒れているジャスミン革命の嵐が、もしかしたら中国にも吹いてくるかもしれない、そんなことを予想させるような事態がおこりかけた。おこりかけたというのは、共産党政権の徹底した事前弾圧で、とりあえずは民衆の蜂起が食い止められたからだ。

今は昔、天文博士安倍晴明という陰陽師があった。古の人にも恥じず、立派な人であった。若い頃、賀茂忠行という陰陽師のもとで修行し、昼夜をわかたず努力したので、なんでも出来ないことはなかった。

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ホドルコフスキー裁判の判決は、担当判事ではなく第三者が決めた、担当判事のダニーキン(Виктор Даникин)は、他人が書いた判決文を単に読み上げたに過ぎなかった。こんなショッキングな証言が出てきて、どうやらロシア政界を揺さぶりかねない勢いだという。

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ネーデルラントの四輪馬車という題名からして、この絵がネーデルラントを描いていることは明らかだ。だがそれにしては不自然なところがある。ネーデルラントは一面が低地帯で、この絵の背景を占めるような山など、どこにもないからだ。

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ベルルスコーニの買春スキャンダルの相手として一躍有名になったモロッコ人女性カリマ・エル・マフルーグ(Karima El Mahroug)さん(上の写真:AFP提供)が、ベルルスコーニが主宰していたハーレムの様子を捜査当局に白状していたそうだ。このたびイタリアの新聞ラ・レプブリカ(La Repubblica)が、捜査当局からの特ダネ情報として、電子版に公表した。

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アメリカのブッシュ大統領とイギリスのブレア首相はイラクに戦争をしかける理由として「大量破壊兵器の存在」をあげたが、そんなものは結局どこからも発見されなかった。それもそのはず、その情報の一次提供者がついたウソを、ドイツの情報機関が信用し、それを又聞きで知らされたブッシュ政権が、戦争開始の口実として飛びついたにすぎなかったからだ。

W.H.オーデンの詩「ある夕べ」As I Walked Out One Evening(壺齋散人訳)

  ある夕べ 街へ散歩に出かけ
  ブリストル通りを歩いていくと
  歩道を埋めた群集が
  実りの麦のように見えた

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チュニジアに発した民主化要求デモは、エジプトのムバラク体制を打倒した後、北アフリカ・中東のアラブ諸国へドミノ式に広がり、イェメン、バーレーン、リビアで連日大規模なデモが繰り広げられている。そのうちリビアのデモは最も先鋭化しており、治安部隊との衝突の結果、16日から18日までの3日間で、84人が死亡したと伝えられる。

日本の北方領土をめぐるロシアの姿勢がいよいよ頑なになってきた。どうやら永久占領を視野に入れているようだ。最近は、中国や韓国の企業を巻き込んで、開発を進めようとする姿勢まで示している。

エルヴィス・プレスリーのヒット曲から「さあたったいま」It's Now Or Never (壺齋散人による歌詞の日本語訳)

  さあたったいま
  強く抱きしめて
  キスしてほしいんだ
  今じゃなきゃだめ
  明日では遅い
  たったいまだよ
  もう待てないよ

能「俊寛」

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「俊寛」は「景清」とならんで、能の中でも特別な作品である。まづ、能の最も大きな特徴である舞の部分がない。その代わりといっては何だが、演劇的な要素が強い。典型的な能のように、舞を通じて場面が展開していくのではなく、物語の持つ必然性を通じてドラマが展開していくのだといえる。

「ノルウェイの森」を作者の村上春樹は「100パーセント恋愛小説」といっているが、筆者はこれを「青春小説」として読んだ。変った語り口で読者に語りかけてくる一人称形式の物語の進行が、「ザ・キャッチャー・イン・ザ・ライ」を思い起こさせたし、少年から青年へともがきながら成長していく過程がこの小説の最大のテーマだろうと感じたからだ。

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空飛ぶ吸血ガエル Vampire Flying Frog がベトナム南部の雲霧林の中で見つかったそうだ。(写真:ナショナルジオグラフィック)名前から推測されるように、空を飛ぶということと、吸血鬼であるということの二つの特徴を有している。

ピエール・ド・ロンサール「カサンドラへのソネット」第57番「空よ 風よ」Ciel, air et vents, plains et monts découverts(壺齋散人訳)

  空よ 風よ 野原よ 山々よ
  ブドウ畑よ 緑の森よ
  蛇行する川よ せせらぐ泉よ
  雑木林よ すずしき葉陰よ

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上の写真(AFP提供)はイタリア首相ベルルスコーニのセックス・スキャンダルに抗議して、ローマ市内をデモ行進する膨大な数の人々だ。そのほとんどは女性で、主催者の発表によれば、2月13日には抗議デモの規模は全国で100万人以上になったそうだ。

蘇軾の七言律詩「江上に山を看る」(壺齋散人注)

  船上看山如走馬  船上 山を看れば走馬の如く
  倏忽過去数百群  倏忽として過ぎ去ること数百群
  前山槎牙忽変態  前山は槎牙として忽ち態を変じ
  後嶺雑沓如驚奔  後嶺は雑沓して驚奔するが如し
  仰看微徑斜繚繞  仰いで微徑を看れば斜に繚繞し
  上有行人高縹渺  上に行人あり高くして縹渺たり
  舟中挙手欲與言  舟中 手を挙げて與に言はんと欲すれば
  弧帆南去如飛鳥  弧帆 南に去って飛鳥の如し

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黒い白鳥と言ったら、日本語ではシャレにならない。白鳥は白いから白鳥なのだから。ところが英語圏では、Black Swan といえば、不思議でもなんでもない。実際黒い白鳥、つまり黒鳥が存在してもいるのだ。

2月15日付の日経新聞社説「対ロ外交の長期戦略が今こそ必要だ」を読んで、非常に驚いた。驚いたというよりあきれ返った。ロシアという国に対する姿勢が、あまりにも卑屈で、日本の真の国益という点から見逃せない内容を含んでいると感じからだ。

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上の写真(NASA)は衝突銀河として知られるArp147の映像、ハッブル宇宙望遠鏡の可視光線データとチャンドラX線観測衛星のX線データを合成して作ったものだ。

 今は昔、河内の國、讃良の郡、馬甘の郷に住んでいる人があった。身分は卑しかったが、家は大いに富み栄えていた。そのものに一人娘がいた。

NHKスペシャル番組「北方領土解決の道はあるのか」を見た。ロシア人カメラマンを雇ったりして、一年間かけて取材してきた北方領土の現状を紹介し、返還の可能性について考えるというものだったが、折からロシアとの間で高まった緊張が、番組制作にも深い影を落としたようで、なんとも歯切れの悪い仕上がりになっているとの印象を持った。

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この日2月14日はバレンタインデー。日本人の多くはこの日に日頃の義理を確認しあうが、本来は互いの愛を確認するための日だ。

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ブリューゲルの版画「大風景画」シリーズには、宗教的な題材のものが3作品ある。この作品「荒野の聖ヒエロニムス」はそのうちのひとつ、1555年ころのものだ。

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この写真は2010年8月発行の米誌TIMEの表紙を飾ったものだから、見覚えのある人も多いだろう。このたび、世界報道写真財団(World Press Photo)が選ぶ「2010年世界報道写真大賞(World Press Photo Award)」に選ばれた。

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天の川銀河に新たなスターストリームが見つかった。ミズガメ座の方角にあるところからアクェリアス・スターストリームと名づけられてこの天体は、地球から1500-30000光年離れたところに展開しているという。(写真:ナショナル・ジオグラフィック)

W.H.オーデンの詩「湖の彼方へ Carry Her Over the Water」(壺齋散人訳)

  あの子を湖の彼方へ運んでいって
  あの木の下に座らせてごらん
  白鳩が集まってきて
  風があらゆる方向から吹いてきて
  君たちの愛を祝福してくれるよ

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1月25日以来続いていたエジプトの騒乱は、ついにムバラクが大統領を辞任することで一つの大きな節目を迎えた。エジプト国民の大多数はこれを名誉ある革命の成功として受け止めているようだ。

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前原外相が11日にロシアを訪問しラヴロフ外相と会談した。その結果が早速日本のメディアによって発表されているが、どれを読んでも今回の会談が日露双方の主張をぶつけ合うだけの平行線の議論に終わったと報じている。

エルヴィス・プレスリーのヒット曲から「君に首ったけ」Stuck On You(壺齋散人による歌詞の日本語訳)

  君は何でも意のままに
  できるだろうけど
  おいらのことは
  だめだよ
  思いどおりにならない
  そうなってなるものか
  だっておいらは
  朴念仁だから

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スターリンは悪人だった、ということはプーチンでさえも認めざるをえないほどに、いまや世界中の人々の心の中に定着した信念だ、それはロシア人以外の人々にとっては、スターリニズムの狂気として、ヒットラーの狂気と同列のものであり、当のロシア人にとっても、同国人を差別なく殺したという点で、ポルポトと五十歩百歩だと受け取られている。

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写真(AFP提供)に写っている鳥はロビン(ヨーロッパコマドリ)、グラスゴー市内の木の枝に止まっているところだ。猛吹雪の中をけなげに生きている姿に感銘を受ける。

草野心平の詩集「マンモスの牙」には、雑多なテーマのさまざまな詩が共存しているが、その中にひときわ調子のよいものがある。「施餓鬼」と題するものだ。言葉の調子に乗って、ついつい歌いたくなる。

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モスクワ・ドモジェーダヴァ Домодедого 空港の爆破事件については、予想通りチェチェンの独立派グループのリーダー、ドク・ウマーロフДоку Умаров が犯行声明を出したことで、ロシア当局の捜査が新たな段階に入ったといわれる。だがそのわりには、捜査当局の動きは鈍い。メドジェージェフが警察組織の名称を変えてまで、能力向上を期待しているにもかかわらずだ。

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セレベス海の2800メートルもの深海で新種の環形動物が見つかった。(上の写真:AFP提供)

ピエール・ド・ロンサール「カサンドラへのソネット」第51番「森の精ドリアード」Dedans des Prez je vis une Dryade(壺齋散人訳)

  牧場に見えるのは森の精ドリアード
  花に囲まれてくつろぐ姿が美しい
  色鮮やかな帽子のかげには
  緑なす乱れ髪が揺れている

英語版プラウダを読んでいたら、北方諸島に対するロシアの死活的な利益を説明した論文が目をひいた。ロシア人にしては率直で明確な論旨が展開されており、それなりに興味深く感じたので、紹介しておきたい。Japan's claims for Russian islands evolve into blind rage By Sergei Balmasov

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NHKスペシャル「ホットスポット:動物たちの最後の楽園」第二回目はブラジルのセラードと呼ばれる草原地帯が舞台だ。

中国の詩人の理想像は、科挙に及第して国家枢要の人物に栄進し、その傍ら詩を以て政治を論じ、花鳥風月を詠じ、また人生を究明せんとすることにあった。彼らは詩のために詩を書くことを潔しとしなかったのである。

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鉄器時代の少女の顔(上の写真:ナショナル・ジオグラフィック)が、最新のデジタル技術を用いて再現された。少女の名前はモーラ、紀元前650年頃に、ドイツ北部のニーダーザクセン州あたりで暮らしていた。

 今は昔、典藥頭にて某という立派な醫師がおった。世に並びなき名医だったので、多くの患者がいた。

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先稿「銀座むらきで友人たちと語ったこと」でも触れたとおり、つい最近フェースブックを始めてみた。

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マレーシアで生産され、日本に輸出されるはずだった超薄型コンドーム約72万個が、何者かに盗まれた。

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ブリューゲルの風景版画が当時の人々の人気を博した理由は、現代人が旅行パンフレットの写真に見とれる心理と似ている。写真がなかったブリューゲルの時代にあっては、ひとびとは、世の中で評判になっていながら、自分が行ったことのない土地の様子について、風景版画を通じて知ろうとしたのである。

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南米諸国のカーニバルの中で、ウルグアイのカーニバルは最も早く始まり、最も長く続く。その最初の見せ所はジャマーダス(Llamadas)、100人ほどの太鼓隊が次々と行進し、それに合わせてカラフルな装いのダンサーたちが、セクシーな踊りを披露する。

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ケプラー宇宙望遠鏡で、太陽系とよく似た惑星系を発見したと、NASAの研究チームが発表した。

W.H.オーデンの詩「ララバイ」Lullaby(壺齋散人訳)

  恋人よ 君の頭をぼくの
  不信心な腕に乗せて寝たらいい
  時の流れと熱狂のために
  子どもたちは純真さを失い
  やがておとずれる死が
  命のはかなさを感じさせるけれど
  こうして夜明けまで腕の中に
  生きているものを抱いていると
  それがはかなくて罪深いとしても
  ぼくにはいとおしく感じられる

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連合赤軍の元幹部で1971年から72年にかけて多数の仲間を殺したとして死刑が確定していた永田洋子死刑囚が、5日夜、東京拘置所で死亡した。65歳だった。死因は多臓器不全だが、1984年に脳腫瘍の診断を受け、その後遺症で能萎縮の状態だったという。

韓国経済は表向きには好調だ。2010年度は6.0パーセントほどの成長率を達成したと見られる。それを支えているのは輸出だ。かつての日本と同じような成長パターンを描いているといってよい。

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妊娠中のセックスは正常な行為で、基本的には避ける必要はない、こんな処方箋をカナダの産婦人科医の団体が発表した。

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この写真(ナショナル・ジオグラフィック)を見て、さかな君を思い浮かべた。魚の絵をあしらった冠をかぶり、さかなのような声で語りかけてくるタレントのことだ。先日は、田沢湖で絶滅したと考えられてきたクニマスを、山梨県の西湖で発見し、大きな話題になったから、知っておられる人は多いだろう。

エルヴィス・プレスリーのヒット曲から「ぼくはそんなお人よし」A Fool Such as I(壺齋散人による歌詞の日本語訳)

  ごめんよ センチメンタルになって
  こうして別れに臨んで
  泣いても怒らないでおくれ
  君がいなくなっても
  決して君を忘れないよ
  ぼくはそんなお人よしなんだ

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アメリカ映画「ソーシャル・ネットワーク」を見た。フェースブックの創始者として今話題のマーク・ザッカーバーグを描いたものだ。映画広告のキャッチフレーズに天才とか裏切り者とか危ない奴とか、刺激的な言葉があったので、ついつられて、見る気になった。

朝日新聞の調査によれば、活動実績のない休眠中の宗教法人が激増しているそうだ。全国18万2千件余りの宗教法人のうち、義務付けられている活動報告を提出していないものが2009年末の時点で1万6750件あった。これは2004年時点の8千件の2倍以上、2008年の1万3400件の25パーセント増しだ。

昭和41年に刊行された草野心平の詩集「マンモスの牙」は、それ以前の十数年の間に草野が詠んだ詩のうちカエルと富士山に関するもの以外を集めたと、草野自身書いているように、雑多なテーマからなっている。だがそれらは戦後における草野の詩業の集大成とも言えるものだから、ひとつひとつにそれなりの迫力がこもっている。

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危機の拡散が懸念されているEU諸国の中で、ギリシャ、アイルランドに続いてポルトガルとスペインが破綻するだろうといわれている。中でもポルトガルの財政危機は深刻で、いつ破綻してもおかしくないとささやかれている。

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エジプトの反政府運動は2月1日の百万人集会で最高潮に達した。怒涛のような民衆のうねりに、さしものムバラクも譲歩を迫られ、先日の内閣の更迭に続いて、自らの引退をも約束せざるを得なくなった。だが即時退場を求める民衆の声に対しては、断固拒否の姿勢を示した。

先稿「プラウダが北方領土占領を正当化:居座り強盗の屁理屈」を当ブログにアップロードした直後、友人3名にメールをして、読んでくれと案内した。

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プラウダのWEB英語版を読んでいたら、メドヴェージェフの国後島訪問に関して、ロシアによる北方領土の不法占領を正当化する文章が載っているのを見出した。Should Medvedev ask Japan's permission every time he travels East? By Vadim Trukhachev : Pravda.Ru

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内閣府が発表した2009年度の国民経済計算によれば、国と地方を合わせた一般政府部門の正味資産は、負債が資産を48兆8千億円上回る債務超過の状態に、始めて陥ったことが明らかになった。(上の表:日本経済新聞)

 今は昔、甲斐の國に大井光遠という相撲取りがあった。背は低いが立派な体つきをしており、力が強くて足が早く、うまい相撲をとった。その妹に、年は二十七八ばかり、姿形の美しい女があった。その妹は離れの屋敷に住んでいた。



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