カニクイザル(Crab Eating Macaque)は、オナガザル科マカク属のサルで、ニホンザルとは近い親戚関係にある。カニクイといっても、カニばかり食っているわけではなく、ニホンザル同様雑食性である。
もともとフィリピン、スマトラ、ジャワなどに生息していたが、生命力が高いことから、周辺に進出して、在来種を駆逐するほどの勢いを見せている。そのため日本では特定生物に指定され、駆除の対象とされている。
ニホンザル同様社会性にとみ、数十頭の集団を作ることもある。集団内の個体間関係もニホンザルと似ているようだ。
繁殖しやすく、人に近い性質を持っていることから、実験用動物として重要される。
写真はカニクイザルの家族。右側の大きな固体が父親だろう、子供は生まれてまだ一月未満だ、左手には父親にグルーミングする若い個体が写っている。(写真:NATURE.PL)
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