東日本大震災に見舞われた東北地方では、大勢の家族が離れ離れになってしまった。避難が間に合わず、津波に飲みこまれた人が多かったからだとみられる。
命からがら生き延びた人は、いなくなった家族の行方を必死になって探している。最大の手掛かりは各地に設けられた避難所だ。
どこの避難所でも、家族の行方や安否の確認につながる情報を得ようと、おびただしい数のチラシが、壁をうずめている。こうした手掛かりがもとで、家族と再会できた人もいるという。
関東大震災のあとや戦災後の東京では、西郷さんの銅像が家族再会の目印となり、おびただしい数の人々が集まった。
ネット社会といわれて、情報網が格段に進歩しても、被災して停電になれば、使えない。人々は情報を求めて、原始的な手段に訴えざるをえない。(上の写真はNYTから)
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