自画像を描く:水彩画を楽しむ

| コメント(0) | トラックバック(0)

110515.auto.jpg

連休中の閑暇を利用して自画像を描いてみた。鏡の中の自分の姿を描くのはちょうど10年ぶりだ。

自分の姿というのは、もっとも身近で、いつでもモデルに使える便利さがある。だからといって、そう頻繁に描きたくなるわけでもない。筆者の場合には、10年たってやっと、新しい自画像を描く気になったくらいだ。

画家には自画像が好きなタイプと、そうでないタイプがある。好きなタイプの代表格はセザンヌだろう。繰り返し自分の顔を描いている。ゴッホは、生涯の節目ごとに、記念写真代わりに自分の顔を描いた。だが数はそう多くはない。

筆者が好きな自画像は、デューラーのものだ。10代半ばに鉛筆で自分の姿を描いたのをはじめ、何枚かの自画像を残しているが、どれも表情が生き生きとしている。

こんなことをぼんやりと思いながら、鉛筆スケッチの上に水彩絵の具を置き、2時間ばかりかけて完成させた。自分なりに「マアマアだな」と思ったりする。

そこで早速妻に見せたところ、「黄昏の感じがよく出ているわ」といわれた。





≪ 改築中の東京駅を見る:東京を描く市民の会 | 水彩画を楽しむ | 言問橋:橋の水彩画 ≫

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://blog.hix05.com/cgi/mt/mt-tb.cgi/3148

コメントする



アーカイブ

Powered by Movable Type 4.24-ja

本日
昨日

この記事について

このページは、が2011年5月 8日 20:15に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「船橋行田公園に憩う」です。

次のブログ記事は「激怒:ブリューゲル「七つの大罪」」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。