ダミアン・ハーストのタトゥー(Damien Hirst's Tattoo)

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上の写真(Guardian から)は、来週発刊予定のファッション雑誌 Garage の表紙を飾るものだ。若い女性の下腹部の上に蝶の形のシールが貼られていて、"Peel slowly and see," と添書きがされている。指示通りシールを剥がすと、その下には、きれいにシェーブされた女性の陰部に、蝶のタトゥーが施されているのが見えるという工夫だ。

タトゥーを仔細に観察すると、女性器の割れ目のところを胴体に見立て、その左右の二枚の大陰唇に、一対の広げた翅が描かれている。

これはただのいたずらではない、立派な芸術だ、と編集長のダーシャ・ジューコヴァ(Dasha Zhukova)女史は胸を張る。人体芸術で有名なダミアン・ハースト(Damien Hirst)の作品なのだという。この創刊号には、ハーストのほかにも何人かのアーチストのタトゥーが納められているそうだ。

ところで、この作品のモデル、というよりキャンバスを勤めたのは23歳のロンドン娘ショーナ・テイラーさんだ。「何故自分の股をキャンバスに使わせたんだい?」と友人たちに聞かれたショーナさんは、「だってダミアン・ハーストの作品を通って生まれてくる子どもなんて、ユニークだと思わない?」と答えたそうだ。

欧米では今、若い連中の間でタトゥーが大流行だというが、中にはショーナさんのように、自分の股にタトゥーを描いてもらいたがる女性も沢山いるのだろう。






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